『Cartonfall: Fortress』Steamにて2020年発売へ。ダンボール要塞を敵から守る、物理演算を活かした建築ストラテジー

 

インディーゲームスタジオkuklam studiosは、『Cartonfall: Fortress』を2020年にSteamにて発売すると発表した。『Cartonfall: Fortress』は、自分好みに建築した要塞を敵の群れから守り、要塞の拡大を目指していく建築ストラテジーゲームだ。

建築の素材となるのはダンボール箱。遠くには住宅やビルが立ち並び、木々や雑草が生い茂る、ほのぼのとした雰囲気の空き地に要塞を築いていこう。どこかで見たような壮大な城を再現してもいいし、ダンボールを空高く積み上げ、とんでもなく高い塔を作ることも可能。ダンボールの家を建ち並べて、キュートな住宅街を作ってみるのもいいだろう。要塞の設計図はなく、ランダム生成されたマップで、プレイヤーの赴くままに建築することができる。

そうして自分好みに築いた要塞には、小人の人形やジョウロが乗ったちょっぴり可愛いロボット型の敵が、要塞を破壊するべく次々に襲撃してくる。迫りくる敵の群れには、武器やトラップを用いて対抗していこう。武器は収集した素材を使用して作成。火炎放射器・凍結グレネード、空中から爆撃する飛行機など、さまざまのユニークな武器が用意されており、敵の種類に応じて使い分ける必要がある。火・水・氷・電気・毒など属性が異なるトラップを配置することも可能。四方から押し寄せる敵のルートを見極め、的確に配置していく戦略性も楽しめる。なお、要塞はダンボールで出来ているため、武器やトラップで燃え上がらないように注意する必要がありそうだ。

kuklam studiosは、2019年2月27日に『Cartonfall』をSteamにてリリースしている。『Cartonfall』は、ダンボールを頭に被った狂人に誘拐されたプレイヤーが、謎を解きながら脱出を試みるパズルゲーム。閉じ込められた倉庫には無数のダンボールが山のように積み上げられており、サッカーボールやゴム製の鶏を投げ込むことで、雪崩のようにダンボールが崩れていく。ニトログリセリン(爆薬)の入った瓶を投げ込めば、瓶が爆発してダンボールが燃え上がり、四方八方に飛び散っていく。

そういった複雑な物理演算を導入した同作のノウハウは、本作にも活かされている。要塞を死守することが一番の目的だが、苦労して積みあげたダンボールの壁が敵の攻撃によって燃え上がり、無残にも崩れ落ちていく様子を眺めるのもまた一興だろう。

『Cartonfall:Fortress』は、Steamにて2020年に配信予定だ。

【UPDATE 2020/02/13 20:25】スタジオ名を訂正。