オープンワールド・ゾンビサバイバル『State of Decay 2』Steam版発表。クロスプレイに対応し、2020年前半に発売へ

 

マイクロソフトの傘下デベロッパーUndead Labsは11月23日、ゾンビサバイバルゲーム『State of Decay 2』について、2020年前半にSteamで発売すると発表した。本作は現在、Xbox OneおよびWindows 10(Microsoft Store)向けに販売中。そして、Steam版リリースへの要望が多く寄せられていたため、ファンファーストを目指すスタジオとして今回の決定をおこなったとのこと。Xbox One/Windows 10版は日本での発売が見送られたが、Steam版は(現時点では)日本からもストアページにアクセスできる。

『State of Decay 2』は、ゾンビアポカリプス発生後のオープンワールド世界を舞台にするサバイバルゲームだ。前作との大きな違いのひとつとしては、最大4人でのオンライン協力プレイに対応することが挙げられるが、もちろんソロでもプレイ可能。プレイヤーは、ゾンビだらけになってしまった広大な世界にて、人間社会の再構築を目指す。

ゲームプレイの基本は探索と拠点構築だ。音に敏感なゾンビの目をかいくぐり、あるいは戦いながら、食料や弾薬、その他の資源を求めて探索。その中では、ほかの生存者からの無線を受信することもあり、そのクエストをこなすことで自らのコミュニティに引き入れることができる。キャラクターはそれぞれ性格やスキルなどに個性があり、時にトラブルの種にもなるため、リクルートすべきか否か判断が求められる。

そして拠点を構築すると、アイテムのクラフトや資源の備蓄、治療や食料の栽培などができるようになる。ゾンビが襲ってくることもあるため、防御策の構築も欠かせない。また、ここでは仲間の要望に耳を傾けたり、誰を探索に連れて行き、誰を防衛に当たらせるのかといったコミュニティの管理も重要なゲームプレイのひとつである。

本作は、ローンチ以降も精力的にアップデートが続けられており、今年のE3では新たなストーリーキャンペーン「Heartland」が発表された。また、今年8月時点でプレイヤー数は500万人を突破している。

今回発表されたSteam版については、公式FAQに続報を待つように記載されていたことから、前作同様いずれ発売されるだろうという見方があった。また、昨年8月に実施された開発者によるゲームプレイ配信中に、Steamへのログインに関するエラーがアクシデント的に表示されたことも(関連記事)。それからしばらく時間が経ったが、ついに正式発表を迎えた形である。なお、本作はクロスプラットフォームプレイに対応しており、これはSteam版も同様。Xbox One/Windows 10版を含め、すべてのプレイヤーが一緒に協力プレイできる予定だ。