カルト組織潜入ステルスアクションADV『The Church in the Darkness』Switch/PS4向けに配信開始。Steam版も日本語のアップデートが実施

Fellow Travellerは10月3日、見下ろし視点のステルスアクションゲーム『The Church in the Darkness』をNintendo Switch/PlayStation 4向けに配信開始した。カルト組織への潜入を題材にした作品である。

Fellow Travellerは10月3日、見下ろし視点のステルスアクションゲーム『The Church in the Darkness』をNintendo Switch/PlayStation 4向けに配信開始した。『The Church in the Darkness』は、Steamでは2019年8月にリリースされた、シアトルのインディーゲーム開発チームParanoid Productionsが手掛けた作品。価格は税込1980円。架け橋ゲームズによりゲーム内は日本語に対応している。なお、Steam版は10月8日までの期間30%オフのセールが行われており、日本語テキストのアップデートも実施されている。

『The Church in the Darkness』は、カルト組織に潜入するステルスアクションADV。舞台となるのは、1977年南米のジャングルにある町「フリーダムタウン」。「フリーダムタウン」は、1970年代にアメリカで差別撤廃や平等を訴えかけ、迫害を恐れて南米へ移住した2人の指導者「アイザック・ウォーカー」「レベッカ・ウォーカー」と信徒500人による革命家を自称する集団が理想郷を目指した町。「アメリカからの、差別からの、腐敗からの、そして貧困からの避難所」であると謳う場所だ。プレイヤーは元警官であるビックを操作し、信徒として移住してしまった甥「アレックス」の安否確認のために単身南米のジャングルへ飛び、「フリーダムタウン」の真実を追求することとなる。

ゲームプレイでは、「フリーダムタウン」で暮らす人々から話を聞き、手紙などのテキストを読んだりすることでフリーダムタウンの実情を探っていく。ステルスアクションらしく暴力に頼らないステルスプレイも可能だが、見つけたものを片っ端から片付けていき、南米の奥地を戦場へ変貌させることもできるという。また本作には、マルチエンディングシステムが搭載されており、プレイヤーの決断やプレイスタイルなど、行動によってシナリオが変化していくそうだ。

なお、現実の1978年南米では、「ジョーンズタウン」というカルト教団によって作られた町で、900人以上が集団自殺した事件が起こっている。公開されている国内向けのトレーラーでは、棒を使って書かれた「GOD IS LOVE」を「GODLESS」へ置き換えているシーンや、アーチ状のオブジェクトの下に倒れた人の姿が映されており、本作においても不穏な結末を予感させるものとなっている。

 
Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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