ロボに搭乗するメックアクション『MechWarrior 5: Mercenaries』12月10日に発売決定。Epic Gamesストアでの1年間の独占販売に

 

デベロッパーのPiranha Gamesは7月26日、現在開発中のメックアクションゲーム『MechWarrior 5: Mercenaries』を、12月10日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPCで、Epic Gamesストアにて販売される。なお、同ストアでの独占販売期間は1年とのこと。独占期間終了後には、ほかのストアでも販売することになるだろうとしている。

『MechWarrior 5: Mercenaries』は、シリーズとして久々のナンバリング最新作であり、シングルプレイ・キャンペーンを採用する作品としても17年ぶりとなる。ちなみに、開発元Piranha Gamesは『MechWarrior Online』も手がけ販売中である。本作にてプレイヤーは、西暦3015年という遠い未来の世界を生きる傭兵のエリートパイロットとなり、巨大ロボット兵器BattleMechに搭乗し戦場に出る。

ゲーム画面はコックピットからの一人称視点を採用し、キャンペーンモードでは傭兵部隊のリーダーとして敵部隊と戦いながら物語を進めていく。個別のミッションをカスタマイズし、キャンペーンモードでの制限なしでプレイできるモードも用意され、さらに4人協力プレイにも対応する。BattleMechのカスタマイズ性の高さも特徴のひとつで、パーツや装備はマーケットで購入したり、倒した敵から入手できる。戦場での勝利に向けては、BattleMechの操縦はもちろんメンテナンスも重要な要素になるという。

本作はもともと2018年内に発売予定だったが、のちに今年9月へと延期。そして今回、さらに延期した上で12月10日に発売日が決定した形だ。開発元Piranha Gamesは、3か月延期したことで目指しているクオリティまでゲームを向上できるほか、ローカライズの品質も高めることができるとし、この延期の判断の背景には、Epic Gamesとの提携による財政基盤の強化があったとしている。

ただ、同スタジオはこれまでSteamでのリリースを示唆してきたうえ、今年1月にはコミュニティ向けに早期予約販売をおこなっていた。本作はMod対応を予定しており発売日にはツールも提供するが、実際に実装するのはEpic GamesストアがModをサポートする2020年前半まで待つことになる。このようにEpic Gamesストアには(Steamと比べて)足りない機能が多いことなどから、ゲーマーから敬遠される向きがある。そうした声を考慮してか、同スタジオは返金を希望する予約者には対応するとしている。

なお、予約特典だった『MechWarrior Online』向けのボーナスコンテンツは、返金後もそのまま保有できるとのこと。一方で、11月5日から開始するクローズドベータテストへの参加権は失う。返金を希望する方は、公式FAQにて詳細を確認してほしい。

Piranha Gamesは、本日Discordにて今回の発表の説明やファンからの質問を受け付ける予定だ。同スタジオの代表Russ Bullock氏は、Epic Gamesとの提携をおこなった今回の決断が、本作やシリーズの将来にとってベストな選択だったと考えている理由を説明したいとし、予約購入者はぜひ参加してほしいと呼びかけている。