『オーバーウォッチ』新ヒーローは「シグマ」。重力に執着するマッド・サイエンティストの不気味なオリジン・ストーリー公開

 

Blizzard Entertainmentは7月23日、『オーバーウォッチ』の31人目のヒーローとなる「シグマ」を正式発表した。これまで数多くのヒントが散りばめられてきたが、ついにその正体が明かされた。あわせて、オリジン・ストーリーも公開されている。

シグマは科学研究者をルーツに持つようだ。重力が枷であると信じており、何十年も時間を費やしてきたという。人類はもう時期ブラックホールの力を手にすると考えていたが、一転してシグマの試みはなんらかの理由により失敗に終わっている。何もわからぬまま拘束されるシグマ。その中で、密度や質量、運動量のすべてを掌握できず、暴力という概念に目覚め始める。「重力は枷で、その枷に枷をかけた」とし、その能力を解き放ち始めたようだ。

かなり難解なオリジン・ストーリーとなっているが、不気味めいたものに仕上がっている。日本語PVの1分48秒部分のセリフを逆再生すると「離してくれ!」と聞こえるといったギミックも仕込まれている。そのルーツと巨体から、テロ組織タロン側に雇われたタンクとして登場するのではないかと見方もある。たびたびタロンが口にする重力に加えて、映像内でも登場する旋律は同キャラの能力などに関係してきそうだ。なおBlizzardはタロンについて「宇宙の真理の解明に人生を捧げた研究者であり、そうとは知らぬうちに変貌を遂げた人間兵器」と描写している。

https://twitter.com/jpPlayOverwatch/status/1153364083296501760

『オーバーウォッチ』では、ロールを決めてからマッチングを開始する「ロールキュー」システムの導入を発表している。2ダメージ・2タンク・2サポートのチーム構成でマッチングし、マッチ中、最初に決めたロール以外のヒーローには変更できないロール固定制(関連記事)。新ヒーロー・新システムの導入によって、2019年の後半は『オーバーウォッチ』のシーンにも大きな動きがありそうだ。なお同作においては現在毎年恒例の期間限定イベントであるサマー・ゲームが実施中だ。