『Dead Cells』DLC第1弾「Rise of the Giant」Nintendo Switch/PS4向けに配信開始。新ステージやボスなど追加要素満載
フランスのインディースタジオMotion Twinは5月23日、現在販売中のローグヴァニア・アクションゲーム『Dead Cells』のDLC第1弾「Rise of the Giant」を、Nintendo Switch/PlayStation 4向けに国内配信した。Nintendo Switch版は100円(税込)で販売されており、PS4版については無料アップデートにて実装される。
「Rise of the Giant」は本来は無料DLCであり、海外Nintendo Switch版でも無料配信されているが、弊誌がMotion Twinに確認したところ、日本のニンテンドーeショップに存在するある制限により有料にせざるを得なかったそうだ。そのため、設定できるもっとも低い価格である100円にしたとのこと。同スタジオは、日本のプレイヤーには申し訳ないと述べていた。
【UPDATE 2019/5/29 14:20】
国内Nintendo Switch版のDLCが、無料ではなく100円で販売されている件についてMotion Twinはその後、人為的なミスが主な理由だったとTwitter上で声明を発表した。本件については、弊誌編集部にて事実関係を調査中。続報があり次第、改めてお伝えする。
DLCの「Rise of the Giant」では、まず新ステージと最高難易度の追加がおこなわれている。「墓場」と「まどろみの聖域」に新たな出口が作られ、そこから新ステージの「洞穴」へと進むことが可能だ。ここで必要になる鍵は、1度クリアした後の「牢獄」で確認できる“大きな異変”にまつわるエリアにて入手できる。さらに洞穴の出口は、新ステージであり新たなボスの待つ「守護者の安息所」へと続いている。新ボスは、このDLCのテーマにもなっている「巨人」だ。画面を埋め尽くすほど巨大なキャラクターで、これまでのボス戦とは一味違う戦いになるだろう。巨人を倒した後は「天上城」に向かうことになる。
そして、「玉座の間」にてボスを倒した先にも新ステージが設けられた。これまでは玉座の間が最終ステージとなっており、噴水の配管に入って終了だったが、噴水の先に建物が追加。その中にある扉に入ることで、新ステージの「天体研究所」、そしてさらなる新ボスのいる「観測所」へと進むことができる。ただし、この扉を開けるには「ボス・ステムセル5」が必要。つまり、従来の最高難易度のさらに上に追加された難易度でプレイし、ここまでたどり着かなければならない。
10種類の敵モンスターや13種類の武器・スキルも追加された。新モンスターは高難易度のステージに現れ、またこれまでいたモンスターには攻撃パターンが変更されているものもいる。さらに、1度クリアした後には「牢獄」のスタート地点に追加される部屋にて、主人公のスキンの変更機能が利用可能になる。スキンは、特定の敵を倒した際などにドロップする設計図を入手し、武器などと同じように収集者にセルを渡してアンロックする形だ。合わせて50種類以上のスキンが用意されているとのこと。
そのほか、従来あるステージの雰囲気の変化にも気づくはず。ビジュアルが調整されただけでなく、隠し部屋やこの世界の住民が残したメッセージ、鍵付きの扉、「洞穴」へと向かうための新たなルートなどが追加されていたりと、また新鮮な気持ちでプレイできるだろう。細かなバランス調整なども実施されている。なお詳細は不明ながら、来月か再来月には今回のDLCのためのパッチの配信を予定しているとのことだ。
また今回、『Dead Cells』の売り上げが200万本を突破したことも発表された。本作はPC/Nintendo Switch/PS4/海外Xbox One向けに販売中。最初のリリースは2017年5月のSteamでの早期アクセス販売で、ちょうど2年間で大台達成となった。
なお、今年3月に開催されたGDC 2019のタイミングで、本作が100万本を突破したと一部メディアにて報じられていたが、当時弊誌が開発元Motion Twinに確認したところ、すでに100万本を大きく超えており、200万本目前だったとの回答があった。そのため、この2か月でさらに100万本を上積みしたわけではない。本作は今後も開発を続けていく予定となっており、さらに充実するコンテンツをもって売り上げを伸ばしていきそうだ。