『ANTHEM』VIP体験版にて発生した問題について、開発元BioWareの責任者が現状と今後の対応を説明

Electronic Arts傘下のBioWareでライブサービス責任者を務めるChad Robertson氏は1月27日、『ANTHEM(アンセム)』のVIP体験版の現状について説明した。VIP体験版は、本作の予約購入者およびEA Access/Origin Access会員向けに提供され、昨日26日からプレイ可能となったものの、ログインできなかったりロードが終わらずプレイできないといった問題が多くのプレイヤーから報告されている(関連記事)。

Robertson氏はまず、本作については数か月にわたりテストしてきたものの、一般のユーザーに広くプレイしてもらう際に引き起こされる、予想外の問題については事前に対応できなかったとし、VIP体験版の初日は計画どおりにはいかなかったと認めている。ただ、あらかじめ十分なサーバーを用意していなかったのではないかという一部プレイヤーからの指摘については否定。BioWareは、増加するプレイヤー数に合わせてサーバーを管理し安定性を確保する予定でいたそうで、実際キャパシティとしては余裕のある状態で準備していたという。しかし、結果的に前述した問題が起こってしまった。

プレイヤーからは、ベータテストではなく製品版の内容を確かめるための(事実上有料の)体験版での出来事とあって、不安や不満を漏らす声も聞かれる。なお、VIP体験版は6週間前の時点のビルドとのこと。一方、インディー開発者のRami Ismail氏は、本作のような規模のサーバーを扱うにあたってはインターネットの不完全なインフラにこそ今回のような問題の原因があると指摘。これは事前にテストできるものではなく、ダクトテープを貼るように問題に逐一対処していくしかないとし、メーカーだけを責めるのはフェアではないと述べる

Robertson氏によると、VIP体験版の開始初日には主に3つの問題を確認したとのこと。まずはプラットフォームの接続性で、ゲームに参加できないプレイヤーを生んでしまった。これは事前の内部テストでは発生しなかった問題だそうで、継続的に調査をおこない修正を施すとしている。ふたつ目は、プレイヤーのアカウントがVIP体験版へのアクセス権と正しく紐づけられていない場合があること。こちらは特定の条件下にて引き起こされたバグだったそうで、すでに大部分は解決できているはずだとしている。

もうひとつは、一部のプレイヤーに発生している、拠点であるフォート・タルシスからミッションに赴く際のロードが終わらない問題である。Robertson氏は、こちらは内部テストでも確認しており、修正済みだと考えていたものの、プレイヤーによって異なるISPやホームネットワークの挙動によって問題が悪化を見せたのだろうと述べる。

そして、現在優先的に取り組んでいる内容として、まず上述のロード問題を挙げている。Robertson氏は、修正作業をおこなっているものの率直に言って難しい問題であり、この週末の間には解決できないかもしれないと述べる。そのほか、上に挙げた残るふたつの問題への対処を続けながら、サーバーのパフォーマンスの改善もおこなうとのこと。

*BioWareのMichael Gamble氏は、VIP体験版にログインできない場合、EAアカウントと各コンソールのアカウントが連携できているかを再確認してほしいとコメント。

Robertson氏は最後に、こうした問題に直面しているプレイヤーに謝罪すると共に、多くのプレイヤーがVIP体験版をプレイし、またTwitchなどでのゲームプレイ配信にも多くの視聴者が集まっている状況に感謝の言葉を述べている。そして、コミュニティの意見を聞きながら、すべてのプレイヤーが楽しめる作品となるよう取り組んでいくとしている。

『ANTHEM』のVIP体験版は、1月28日午前2時までプレイ可能。そして来週2月2日から4日には、すべてのプレイヤーに体験版が解放される。それまでには多くの問題が解決されていることを期待したい。本作はPC/PS4/Xbox One向けに、2月22日発売予定だ。

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