Nintendo Switch、発売から21か月経過時点でのアメリカでの「今世代ハード最速売上」ペースを維持。同国の販売台数は870万台を突破


ニンテンドー・オブ・アメリカは12月18日、アメリカでのNintendo Switchの販売台数が870万台を突破したと発表した。NPDグループのデータに基づいた数字であるという。また同ハードは発売21か月時点で、今世代の家庭用ハードにおいて最速の販売ペースを誇っていることも発表している。

あわせて、今月7日に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のアメリカでの売上が、300万本を突破したことを発表している。発売から11日間での記録である。こちらの数字はNPDグループではなく、任天堂内部でのデータであるとのこと。ニンテンドー・オブ・アメリカのセールスおよびマーケティングのシニア・バイス・プレジデントであるDoug Bowser氏は、Nintendo Switchの二度目のホリデーシーズンの、ユーザーの力強いリアクションに興奮しているとコメント。この年末年始に、多くの笑顔と興奮を提供することを楽しみにしているとも話した。

アメリカのNintendo Switchのデータとしては、2018年のNintendo Switchの販売台数、そして売上が2011年以来の年間総額になっているとも報告されている。ニンテンドーeショップの売上は前年より107%アップ。累計販売本数としては、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は400万本、『マリオカート8 デラックス』が500万本を突破、『スーパーマリオ オデッセイ』は470万本以上を売り上げるなど、旧作が好調を記録。『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』は200万本、『スーパーマリオパーティー』は140万本を記録したことも報告している。同時に、ニンテンドー・オブ・ヨーロッパが、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』がヨーロッパにおける任天堂ハード最速のペースで売れていることも明かしている。

ニンテンドー・オブ・アメリカは今年1月に、同ハード発売10か月時点での今世代ハード最速販売ペースを記録していることを報告していたが(関連記事)、そのペースは2018年末になっても変わっていないことになる。ちなみに今年1月時点でのアメリカでの累計販売台数は480万台。現在の累計販売数は870万台ということで、すでに今年アメリカだけで390万台ハードを売っていることになる。任天堂といえば、ホリデーシーズンの中でも特にクリスマスシーズンに強い。12月にはさらに販売記録を伸ばすことだろう。

なお、任天堂は2019年3月期のNintendo Switchの販売目標を2000万台に設定している。平成31年3月期 第2四半期決算短信発表によると、2019年3月期の販売本数は、9月末時点での販売台数は507万台(リンク先はPDF)。ニンテンドー・オブ・アメリカの社長であるレジナルド・フィサメィ氏は、同社(米任天堂)の収益の6割が、ホリデーシーズンに生まれると明かしていた(Yahoo Finance)。このホリデーで、どこまで2000万台の目標に迫れるかも注目されるところだ。