現代技術で懐かしのFPSを再現する『Prodeus』発表。『DOOM』や『Payday』に携わった開発者が「ハイクオリティレトロ3D」描く

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アメリカのインディースタジオBounding Box Softwareは11月24日、『Prodeus』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2019年の発売を予定している。

『Prodeus』は、ハイスピードかつバイオレントなFPSだ。オールドなシューターを、現代のレンダリング技術で再構成することをテーマとして掲げている。ピクセルアートで描かれる敵や低フレームレートのキャラクターをベースに、敵を撃ちまくるという設計はオールドスクールな『DOOM』や『Wolfenstein』といった作品を彷彿とさせる。大量の血しぶきや四肢切断表現は、もちろんあり。古き良きFPSの爽快感あふれるゲームプレイが、コアとなっている。

現代化することにおいては、特にビジュアル・エフェクトにこだわりがこめられている。被弾時の敵の表現から、発砲時の光、爆発表現など最新技術によるド派手なエフェクトがゲームプレイを気持ちよくさせる。飛び散った血は床や壁にべっとりと染み付く。重火器を用いて、敵を木っ端微塵にし、血の雨を降らすのだ。ステージ内にはシークレットなども用意されているので、それらを探索してみるのもいいだろう。発売後もコンテンツは増えていくといい、さらにユーザーがステージを作成できるというレベルエディターの実装も予定されているようだ。

Bounding Box Softwareは、Michael Voeller氏とJason Mojica氏の2名で構成されるスタジオ。Mojica氏は『Payday』シリーズにレベルデザイナーとして携わったキャリアがあるほか、Voeller氏はテクニカルアーティストとしてid SoftwareやBluepoint Gamesとして長く務め、リブートの『DOOM』の開発にも参加していたという。『Prodeus』では、そんな二人がタッグを組み、AAAゲームの開発経験を活かした「ハイクオリティレトロ3D」を描くという。先日、同様の方向性を目指すGOG先行配信タイトル『Project Warlock』が発売されていたが、今作はベテラン開発者が手がけるというアピールポイントがある。どのような作品に仕上げられるのか、楽しみなところだ。

『Prodeus』は2019年にPC(Steam)向けに配信予定だ。

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