懐かしくも新しいFPS『Project Warlock』近日配信開始。古風なグラフィックながら爽快感あふれる、RPG要素もあるゲームデザイン

インディースタジオのBuckshot Softwareは、レトロでトレンディなファーストパーソンシューター『Project Warlock』をPC向けに近日配信予定だ。本作は今年4月にアルファテストを実施しており、90年代のFPSを愛する数百人のゲーマーから熱狂的なフィードバックを受けたタイトルだ。数か月間にわたる膨大な量のコンテンツ開発、ゲームバランスの調整、バグ修正を経て、ついに現地時間10月18日(木)よりゲーム配信プラットフォームGOG.comにて独占配信が開始される。また、その後はSteamにて配信予定とのことだ。

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『Project Warlock』はレトロなビジュアルが最大の特徴となっており、『Doom』『Hexen: Beyond Heretic』『Wolfenstein』などの90年代に発表されたFPSタイトルを想起させられる。しかし、その古風なグラフィックとは相反して、ゲームプレイ自体はかなり現代的と言える仕上がりとなっている。おおまかに言えば、プレイヤーは大きく分けて5つ存在するワールドを冒険し、襲い掛かる敵をなぎ倒してゲームを進行していく。興味深いのは、成長要素を相当なボリュームで組み込んでいる点だ。キャラクターが最大60レベルまで成長し、成長に応じて能力値の割り振り、武器のアップグレード、呪文のアンロックやアップグレード、12種類の特典を受け取りなど、ゲームを進めることで得られるものが多く存在する。

また、『Project Warlock』には計38種類の武器が存在しており、レーザービームや火炎放射器、ショットガンなど手広くカバーしている。また、所持している武器はスロットに登録されていき、ゲームを進めるにつれて段階的にアップグレードすることが可能だ。また、戦闘方法は銃撃だけではない。キャラクターのレベルに応じてアンロック、アップグレードが可能な8種類の呪文を駆使し、襲い掛かる敵をあらゆる方法で倒すことが可能となっている。ローンチトレーラー内では、呪文によってスタン状態にした敵を斧で粉砕してせん滅している様子が確認できる。このように多種多様な戦闘手段が用意されており、ゲーム体験が単調にならない工夫が加えられていることが垣間見える。

レトロなビジュアルの中にも、さまざまなこだわりを確認することができ、たとえばアニメーションも細部まで調整されている。銃口のフラッシュや爆破シーンなどの戦闘時のエフェクトは派手に描かれ、銃撃によって敵を倒すと派手に吹き飛んでいく。これらの作り込まれた演出は、現代のリアル志向のFPSタイトルに負けずとも劣らない爽快感を生み出しそうだ。銃のサウンドに関してもリアリティがあり、日頃からFPSジャンルに親しむユーザーでも違和感無く楽しめるはずだ。

Buckshot Softwareの設立者であるJakub Cisloは、2016年11月にSteam Greenlightにて『Project Warlock』の前身とも言える『Cataclysm 3D』(当初は『Exitium 3D』)を公開していた。Steam Greenlightでは、ゲームの販売を希望する開発者がゲームを公開し、ユーザーの反応によって実際に販売されるかが決定される。その後、さらなる開発の資金調達のためにKickstarterファンディングを実施し、15人のバッカ―から205ユーロ(日本円にして約2万6000円)を集めた。そして開発が進められたのち、ようやく『Project Warlock』として発売される形となった。『Project Warlock』はレトロな90年代の名作FPSをリスペクトしつつ、キャラクターの成長システムなどの”やり込み要素”という現代的なトレンドを融合させることで、独特なゲームデザインを生み出すことに成功している。良い意味で、どちらの層にも受け入れられる作品となっているだろう。

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