パブリッシャー/デベロッパーのDigital Extremesは11月21日、アクションTPS『Warframe』のNintendo Switch版を、基本プレイ無料タイトルとして配信した。本作は、PC/PlayStation 4/Xbox One向けにすでに配信中。登録プレイヤー数は3800万人にものぼるという。なお、本作はソロもしくは最大4人でのオンライン協力プレイが可能で、プレイするにはソロであってもオンラインへの接続が求められるが、Nintendo Switch Onlineへの加入は不要である。
『Warframe』の舞台となるのは、はるか遠い未来の世界。恐怖を背景に勢力拡大を目指すグリニア帝国や、交易を支配し技術力を持つ複合企業コーパス、異形の存在として脅威を振りまく感染体などの勢力が存在し、全宇宙の調和が崩壊しつつあるなか、かつての戦争を生き延びた戦士「テンノ」たちが、秩序をもたらすため戦地へと呼び戻される。
プレイヤーは、このテンノとしてプレイする。テンノは銃と剣を武器とし、さらに「WARFRAME」と呼ばれる一種の外骨格スーツを身にまとう。WARFRAMEは30種類以上が用意され、それぞれ見た目はもちろん、ヘルス・シールド・装甲値・エネルギーのステータスのバランスが異なるほか、4つの固有アビリティを持っている。たとえば、ゲーム開始時に選択できる3種類のWARFRAMEのひとつExcaliburでは、敵の間を駆け抜けながら剣で切りつけるSlash Dashなどが使用可能。別の初期WARFRAMEのMagは磁界を操る能力を持っており、磁力で敵にダメージを与えたり、近接攻撃の間合いまで引き寄せるなどのアビリティがある。ほかのWARFRAMEは、ゲームを進める中で作成・購入しアンロックできる。WARFRAMEの種類はプレイスタイルに直結するため、その選択は重要になるだろう。
本作は「ニンジャTPS」と表現されることもあるように、身体能力の高いテンノのハイスピードなアクションが特徴のひとつ。パルクールや二段ジャンプ、スライディングなどで広大なオープンワールドのフィールドを駆け回りながらミッションをこなす。そしてバトルでは、近接武器と銃、WARFRAMEのアビリティを活かしながら敵を撃破していく。武器もまた近接・プライマリ・セカンダリに豊富な種類が用意され、合わせて300種以上登場するという。ミッション中には補給アイテムのほか、お金（クレジット）や素材などを入手でき、クリア報酬と合わせてテンノを強化していく。
最初の導入部分を終えた後、プレイヤーは拠点となる母船ライセットに乗り込み、ここからミッションを選択し、それぞれの惑星へと赴くことになる。ライセットでは、WARFRAMEや装備のカスタマイズをおこなうアーセナルや、それらのアイテムを購入できるマーケットなどにもアクセスできる。またMODステーションでは、MODの合成や売却などが可能。MODとは、WARFRAMEや武器に性能を付加するアイテムで、規定のアップグレード容量の中でやりくりして装備を強化できる。なおNintendo Switch版では、エイムなど一部の操作がモーションコントロールにておこなえる。また協力プレイ時には、イヤホン/USB Type-C接続のヘッドセットにてボイスチャットが可能だ。
本作のPC版では、最新大型アップデート「Fortuna」が配信済みだが、Nintendo Switch版では「Revenantの仮面」が実装された状態にてローンチを迎えている。今後は、PS4/Xbox One版と同時期にアップデートをおこなっていく予定で、まずはPS4/Xbox One版のバージョンに追いつくことを目標としているとのこと。ちなみに「Fortuna」のさらに先には、「Codename: Railjack」と呼ばれる宇宙空間を舞台にするバトルの導入が計画されている。
今回のNintendo Switch版の発売を記念して、イベントを実施中。本作のチュートリアルクエスト「Vorの秘宝」を日本時間12月5日午後1時59分までにプレイし、クリア報酬のコミュニケーションモジュールをセットすることで、5万クレジットや3日間の経験値2倍ブースター、武器やWARFRAMEのMOD容量倍増アイテムなどを含むスターターパックがプレゼントされる。基本プレイ無料のため、この機会に本作を試してみてはいかがだろうか。これまでPC版をプレイしていた人も、Nintendo Switch版にアカウントを移行すれば続きからプレイできる（移行後もPC版をプレイ可能）。こちらの詳しい手続き方法は公式サイトを確認してほしい。
