超大量のゾンビに囲まれるオープンワールドRPG『The Black Masses』ゲームプレイ映像初公開。100万体のゾンビを動かす実験も進行中

 

カナダに拠点を構えるBrilliant Game Studiosは、『The Black Masses』のゲームプレイ映像を初公開した。今回の映像では、プレイヤーが一人称視点でフィールドを探索する様子が映し出されている。

中世風の町並みや、森林や森林にある砦が確認できるほか、激しいアクションシーンも収録されている。屋根をひた走り向かい側の砦に飛び移り、暗がりで鎧をまとった戦士と対峙し、そして大量のゾンビを相手に戦うシーンが収められている。ゾンビに対しては剣でなぎ倒したり、高所から爆弾を投げつけたり、ショットガンで対抗したり、そして斧で暴れ散らしたり。炎をまとわせた剣で回転斬りすることで、周りのゾンビをひとまとめて一掃することもできるようだ。

『The Black Masses』は、一人称視点型のオープンワールドRPGだ。舞台となるのは16平方キロメートルの中世の孤島。この島には悪魔に取り憑かれた数万もの魂が存在しており、プレイヤーに襲いかかる。この魂は、いわゆるゾンビにあたる。こうしたゾンビからの熾烈な攻撃から逃れながら、悪魔が暴動を起こし始めた理由を探す。Brilliant Game Studiosは、同社の過去作『Ultimate Epic Battle Simulator』にて大量のキャラクターを表示するために、独自の群衆レンダリングシステムを作成しており、今作でもそのレンダリングシステムを採用している。

すでに、ゲーム内に10万体のキャラクターを60fpsで描画する負荷テストをおこなっているようで、さらには100万体のキャラクターが戦う負荷テストの様子も報告している。同シーンでは、さすがに10fpsでしか描画できないようであるが、それでも規格外の数の敵が登場することは間違いなさそうだ。大量の敵が出現するという点に注目がいきがちな作品であるが、中世をベースとした広大なフィールドを冒険するRPGでもある。

“革新的”なパルクールシステムも用意されているとも紹介されているが、今回の映像を見る限り“無双ゲーム”のような側面ものぞかせる。キャラクターの表示数だけでなく、RPGとしてどのような作品に仕上げられるのか、気になるところだ。