クトゥルフ神話をベースとするオープンワールドアドベンチャー『The Sinking City』国内PS4版が発売決定


オーイズミ・アミュージオは本日8月3日、『The Sinking City』のPlayStation 4版をローカライズし発売することを発表した。詳細については後日発表されるという。PlaySation 4/Xbox One/PC向けに発売される本作は、すでに日本語に対応し国内発売されることが発表されていたが、PlayStation 4版が国内向けに日本語化されて発売されることが告知された形だ。

『The Sinking City』は、『シャーロック・ホームズ』シリーズの作品などアドベンチャーゲームを開発してきたインディースタジオFrogwaresが手がけ、Bigben Interactiveが発売するオープンワールド・アドベンチャーゲームだ。物語の舞台となるのは、1920年代のアメリカ・マサチューセッツ州に位置する架空の街オークモント。

ラヴクラフト作品に登場するインスマスやアーカムから近い場所に位置するこの街は、水位上昇に見舞われ、あちこちで浸水被害が発生している。この状況については住民も理由を把握しておらず、気が動転している。中には「Unknown」と呼ばれる存在に変貌を遂げている者もおり、さらには恐ろしい異形のモンスターが街に潜んでいる。悲惨な状況にあるオークモントを訪れた主人公の私立探偵チャールズ・リードは、なぜ水位が上昇しているのか謎を解くため調査を始める。

このオークモントでは港や繁華街、工業地帯、住宅街など、さまざまなエリアを存在しており、オープンワールドゲームとして自由に探索できる。浸水被害に遭っているため、ボートに乗って移動せざるを得ない場所もある。オークモントの歴史は17世紀から始まるが、本土の都市とはほとんど交流することないまま発展した。そのため住民はよそ者を好まず、自分たちのしきたりや伝統を重んじているという。そのため原因不明の水位上昇が発生しても、助けに来る人は少ないようだ。すでに多くの命が奪われており、チャールズはそんな土地で果敢に探索を進めることになる。

本作では、ほかのクトゥルフ神話をベースとした作品と同様に「SAN値」というパラメータが存在する。凄惨な出来事や、常識では説明のつかない現象に直面すると値が悪化し、奇妙な現象と遭遇する場面も出てくるという。SAN値を正常に保ちながら調査を進めるのだ。先日公開されたトレイラーでは、主人公のチャールズが髭を剃っているが、剃った部分に触手が生えてくるという不気味な場面が映し出されていた。こうした現象は、おそらくSAN値が絡んでくるのだろう。

『The Sinking City』は2019年3月21日に発売予定。国内向けにも同日に発売される予定があるようだが、PS4版のリリース時期についてはオーイズミ・アミュージオの正式発表を待つのがよさそうだ。