光速のレースゲーム『Redout』の続編が発表。最新作はなんと、スペースシューティングゲーム『Redout: Space Assault』に

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イタリアのインディースタジオ34BigThingsは本日6月22日、『Redout: Space Assault』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2019年Q1に早期アクセスでの発売を予定している。

前作『Redout』は、PCで発売されたのち、コンソール機にも移植されたレースゲームだ。『F-ZERO』や『Wipeout』シリーズリスペクトをした作品として開発された。Unreal Engine 4で描かれる美しいグラフィックになめらかなモーション、そして“Light Speed”を体感できる抜群の疾走感など、ハイスピードレースゲームとして高い評価を受けた。しかしその続編は、レースゲームではなくスペースシューティングゲームとなるようだ。

『Redout: Space Assault』では、プレイヤーは植民地時代にて軌道偵察戦闘機に乗り込み、狡猾で素早い敵機を相手に激しく火花を散らす。ハイスピードなゲーム展開はそのままに、圧倒的なアドレナリンを感じられる“3Dスペーシュシューターに革命を起こすこと”を目指して開発されているという。

壮大なスケールの宇宙を舞台に、戦闘機を乗りこなすテクニックだけでなく、チームワークを駆使した戦略を練る必要があるという。戦闘では、貨物船を護衛したり、はたまた襲撃したり、巨大戦艦の内部に入り攻撃したりといった、幅広いバリエーションが用意される。戦いを積み重ねれば、機体や武器をアップグレードしていくことができ、カラーリングやデザインを変えることで自分だけの戦闘機が生まれるだろう。

シングルプレイでは、人類の危機的状況を救うパイロットの物語が描かれるという。それだけでも楽しめるが真骨頂はマルチプレイにあるとのこと。他の多くのプレイヤーと競い合い、高め合うソーシャルな要素もひとつの特徴であるとのこと。スペースシューティングというと、かなりジャンルとしては幅広いが、構想を聞く限りでは『Elite:Dangerous』のような作品になるのかもしれない。前作の魅力である“スピード”がテーマではなくなったことを残念に思う人もいるかもしれないが、レースゲームではなく新たなジャンルとして進化させることを選んだのは、スタジオの野心の現れであるとも言える。

34BigThingsは、『Redout』をヒットさせたのち、特殊ルールの変わり種ゴルフゲーム『Super Inefficient Golf』をリリースしており、来月には火星ストラテジー『Mars or Die!』をリリース予定。比較的小規模な作品の販売を続けているが、ヒット作『Redout』の続編は大きなスケールで展開されるようだ。

『Redout: Space Assault』は、2019年Q1にSteam早期アクセスタイトルとして、発売予定だ。

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