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『ARC Raiders』を“数百時間プレイしてる”Game*Sparkライターを取材、「今から復帰勢」の楽しみ方と萎えないメンタルを教わった。試しに裏切ったら、怒られた
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PvPvE脱出シューターのなかでは比較的カジュアルと評価されることも多い『ARC Raiders』。一方筆者は発売当初より本作をプレイし、数十時間遊んだものの、ソロでプレイし続ける中でエンドコンテンツまではたどり着けないまま今日に至る。プレイスキルも知識もないまま何度もARCやプレイヤーにやられ、いつしか心は折れてしまった。
とはいえいつか再挑戦したいと考えていた中で、10月に史上最大規模のアップデートが実施されると告知(関連記事)。さらに5月19日のアップデートではエンドコンテンツプレイヤー向けの要素として放浪の使者「アーマル」などが追加。継続的なアップデートでもゲームに新鮮さがもたらされており、個人的にはモチベーションが高まっている。今回は本作をプレイし続けているというGame*Sparkのベテランプレイヤーに教えを乞い、復帰勢が本作を満喫しやすいようなアドバイスをいただいた。

『ARC Raiders』はPvPvE形式の脱出シューターだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|Sで、ソロプレイまたは最大3人でのチームプレイに対応している。本作の舞台はARCと呼ばれる謎の機械によって荒廃した未来の地球。プレイヤーはレイダーと呼ばれるならず者のガンマンとなり、アークや敵対するほかのレイダーなどと地表で戦う。戦闘や探索を通じて手にした貴重な物資を、地下居住区スペランザへと持ち帰ることを目指す。
このたび弊誌は可処分時間をすべて『ARC Raiders』に費やし、数百時間のプレイ時間を誇るというGame*Sparkのキーボード打海氏を協力プレイしながら取材し、どれくらい上手いのかを検証。あわせて復帰勢へのアドバイスをうかがった。
AUTOMATON編集部 藤原(以下、藤原):
打海さんは『ARC Raiders』ばかり遊んでいてとにかく上手いというお噂をかねがね聞いております。本日は復帰勢の私と『ARC Raiders』初心者のスタッフの2名で弟子入りに来ました。よろしくお願いいたします。
Game*Spark編集部 キーボード打海氏(以下、打海氏):
え!誰に聞いたんですかそれ。そんなに上手いわけじゃないんですが……でもプレイ時間と知識には自信があります。弟子というか、一緒に遊ぶ人は歓迎です。よろしくお願いいたします。
藤原:
さっそくですが、お手並みを拝見したいです!ひとまず本作の初期マップ「ダム戦場」に行きましょうか。
実は難しいダム戦場
藤原:
ダム戦場、いつも適当に漁っていましたが初心者や復帰勢はどのあたりを漁るのがおすすめなんでしょうか。
打海氏:
実を言うとダム戦場自体が初心者にはおすすめではないですね……
藤原:
え、初期マップなのに意外です。
打海氏:
開けた場所が多いのでARCが集まってくると逃げづらいんですよね。個人的には2番目のマップ「埋もれた街」が建物が多くておすすめです。狭いのでPvPが発生しやすいですが、逆に音を聞きつけてPvEの加勢にも行きやすいですし。
藤原:
たしかに。
打海さん言ってるそばからさっそく暗い場所に潜ってますね。

打海氏:
漁り場所というと「水質管理センター」のこの建物はおすすめです。

武器ケースが絶対ありますし、壁際にもナップサックのような漁り場所があります。そんなにレアなルート品が出る場所じゃないので漁る人は少ないですし、通り道にあると絶対に寄ってますね。
藤原:
全然知りませんでした。

打海氏:
あとは「研究管理センター」のロビーのカウンター付近。ここも意外と漁られてないです。上の階は比較的激戦区ですが、ここを漁ってからついでに様子を見てみるのもいいかもしれません。
藤原:
なるほど、研究管理センターにはよく来ていましたがカウンターは盲点でした。いつもそそくさと上階に行っちゃうので。

藤原:
ちなみに設計図を安定して集めたい場合は激戦区に行くしかないのでしょうか?アンヴィルの設計図をとるまでかなりしんどかった記憶があります。
打海氏:
設計図については……気合ですね(笑)
激戦区で頑張るか、もしくはダム戦場のマップ北西に入れるか入れないかギリギリな窪みがありまして。ここは設計図が湧きやすい……というジンクスがまことしやかに語られています。
藤原:
気合&ジンクスですか……(笑)


打海氏:
武器は断然アンヴィルがおすすめで、初心者・復帰者への教えとしては「アンヴィルの設計図が出るまで粘れ!」になります……が、さすがにハードルがかなり高いのでフェロを担いでIIIかIVに強化しながらいろいろ探索してみるのもいいと思います。1発撃ちきりでリロードする武器なので、スティッチャーやラトラーなどとの2丁持ちがおすすめですね。
藤原:
私もアンヴィルの設計図を拾うまで似たような遊び方をしていました。対ARCだと大型弾薬の武器が使いやすいですよね。
ちなみに設計図探し以外に、遊ぶ際に優先したい目標はあるのでしょうか?クエストを進めていたのですが、実を言うと私は詰んでしまったクエストのせいで次第に遊ばなくなった経緯があるので……。
打海氏:
クエストは私も目標にして遊んでいましたね。泥沼にハマったクエストは何度も何度もやり直しました……。意外と人間じゃなくてARCに邪魔されて苦戦することが多かったです。あと、クエストは設計図やオーグメントなど報酬が美味しいものもあるんですよね。とはいえクエストの攻略は必須ではないので、ワークショップのレベル上げを優先するのもおすすめです。
ちなみにちょうど今脱出場所付近ですが、こういうところでルアー・グレネードなどを惜しみなく使いたいです。あと交戦を回避したいならリトルスモーク・グレネードも惜しみなく使えるのでおすすめで、撃たれたらとりあえず投げとくみたいな。ルアー・グレネードは設計図をクエスト報酬で貰えますし、リトルスモーク・グレネードは初期からクラフトできて、スキルを取得すればレイド内クラフトでも製作できます。

藤原:
……あの、ひとついいでしょうか。
打海氏:
なんでしょう。
藤原:
打海さんの遊び方、なんか地味です。
打海氏:
えっ。
藤原:
猛者に教えてもらえると聞いたので、もうちょっと派手な戦闘とか、華麗な戦いを期待していて……。
打海氏:
猛者なんて名乗った覚えはないです!(笑)
ただ私としては、本作って意外とこういう地味な積み重ねが楽しいし、大事なゲームだと思っています。物資集めにしても、どんどんPvPを仕掛けていって一攫千金を狙うというより、さっきみたいに自分だけの漁りルートを構築して、周回するのが醍醐味のひとつではないかなと。そのためにも、しっかりと下準備して安全に帰れるようにしておく。下準備のおかげで生還できたときの快感はひとしおです。

藤原:
たしかに、戦闘スキル以上に知識や経験が大事なゲームではありますね。装備が弱いうちは、戦ってもARCや別のプレイヤーが寄ってきてロクなことにならなかった思い出ばかりです。
打海氏:
ARC戦もPvPも楽しいのですが、やっぱりどこかで物資集めは必要になりますし。あと、今回はトリオでマッチメイキングしているので好戦的なプレイヤーが多いですが、ソロなら野良プレイヤーと自然発生で協力する流れも珍しくないです。私はもっぱらソロかつ野良で遊んでいますが、相手が協力してくれるのか否か、裏切るか裏切られるかといった駆け引きは魅力的ですね。
藤原:
裏切るか裏切られるか、そこは本作の魅力ですよね……
それに、実を言うと平和な物資漁り自体は私も好きなところでした。誰も漁らない場所の残り物漁り……ではありましたが地味なんて言ってすみません!
大型ARC「クイーン」と戦うには
打海氏:
わかってくれて安心しました。では次のマル秘漁りポイントを……
藤原:
あ、でも、今回企画なので撮れ高はほしいです!
打海氏:
えー。
藤原:
せっかくのコラボなので……
大型ARCの「クイーン」を倒しに行くのはいかがでしょうか。実を言うと一度は戦いたかったものの弱い装備で勝てる気がせず断念した過去があり、打海さんがいれば勝てる気がします。今日のために貯金してきましたし、猛者の腕の見せ所でもありますよ!
打海氏:
猛者じゃないですって!ただクイーン撃破は藤原さんのような復帰勢が目指す良い目標だと思います。おすすめの装備を説明しますね。

まずシールドは個人的には大型シールドだと装備時の速度低下がかなり厳しいので、中型シールドでもいいかなと思います。事故はちょっと怖いですが。あと、回復アイテムは上位のものをなるべく多めに持っていきましょう。アドレナリン注射も必要です。
武器として、最低限ハルクラッカーは必須ですね。1日1丁トレーダーから購入できます。弾は野良プレイヤーが参戦してくれれば3スタック程度でいけることも多いです。アップグレードは、IIにはしておく方がいいかもしれません。ただあまり弾を持ちすぎたりアップグレードしすぎるとロストしたときのショックも大きいので……
藤原:
ロスト時のリスクもあらかじめ抑えるのも、モチベを保つ秘訣なんですね。
打海氏:
さっきの話に関連しますが、本作はやはり一球入魂というより周回前提でプレイする方が気楽です。普段もフル強化の装備を揃えて持ち歩くより、アンヴィルIIかIIIに、レアのオーグメントで中型シールドを付けていくのがおすすめですね。
藤原:
私のいつもの装備とあまり変わらなくてちょっと安心しました。長時間プレイヤーでもそこに落ち着くんですね。
打海氏:
あとは今回のように大型ARCを狙うならハルクラッカーなどを追加で持っていきたい感じです。ではいよいよ出発しましょうか。クイーン狙いということで、現在マップ状態がハーベスターになっている「宇宙港」に行きますね。

打海氏:
おっと、クイーンの位置まで坂道の迂回が大変なのでジップラインを張ります。
藤原:
すごい!早速さっきより派手ですね。
打海氏:
遠回しにさっきが地味だった文句を言わないでください。
あと、さっそくクイーンがいるので気を引き締めて。

打海氏:
クイーンは装甲を剝がせれば中央部やその下の部分がダメージを通しやすいです。今回は好戦的なプレイヤーの多い3人マッチなので避けましたが、ハーベスターを遮蔽にして攻撃し続けるのもおすすめですね。入り組んだ場所で戦う場合は脚の部分も安定して狙いやすい気がします。余裕があればそれぞれ剥がした装甲を漁ることもできますよ。
あと戦闘時にもアドレナリン注射は大活躍します。個人的には通常時のスタミナが頼りなくて、「アドレナリン注射の数=スタミナ」とまで思っています。2スタックあってもいいくらい。
藤原:
クイーンの攻撃は前兆がはっきりしていて、焦らなければ意外とすぐ殺されるわけではないんですね。たしかにスタミナが潤沢だと回避も絡めて安定しそうで。ただレーザーで狙われたときにもたついたり、射出された焼夷弾の不意打ちを食らったりすると厳しい……。さっそく回復アイテムが心許なくなってきました。打海さんは立ち回りが安定していて射撃も的確で、さすがです。

打海氏:
とはいえ私も実はクイーンと戦い慣れているわけではないので……。あと今回、加勢に来てくれるほかのプレイヤーがいないので弾薬も厳しい。かなり攻撃を続けて火は噴いているんですが。
藤原:
あっ。


藤原:
すみません。ダウンしてしまいました。
打海氏:
さすがに初戦では厳しいですね。物資も時間も少なくなってきましたし、蘇生するので一旦退きましょう!引き際も肝心です。ロストしなければ物資を補充して再挑戦できますし。
藤原:
面目ない……。ただ、かなりいいところまで削れたので自信がつきました。次はやれる気がする。
打海氏:
クイーン戦後は漁夫の利を得ようとするプレイヤーも多いので、倒せた場合もさっさと帰るのが吉です。レイダーハッチの鍵があれば消費して専用の脱出場所を利用できるので必ず持ってきましょう。
今回私はちゃっかり装甲を漁れたのでレイダーハッチから帰ろうかと思います(笑)
藤原:
え、装甲漁る暇あったんですか!私も漁りたかった……
打海氏:
今回の手順さえ押さえればいつか倒せますよ。
藤原:
……打海さん、すみません!

打海氏:
えっ。

打海氏:
何そのルアー・グレネードの使い方!?私に敵をおびき寄せるために投げたんですか?
藤原:
裏切られるのも本作の魅力……。
打海氏:
それとこれとは違う。
藤原:
やばいこっちにもタゲ向いた。

打海氏:
だめだこの人。


藤原:
……共倒れ、ということで。
打海氏:
……。
まさか本作でチームの仲間に裏切られるとは思いませんでした。
欲にも負けず、ロストにも負けず
藤原:
ということで本日はありがとうございました。いろいろ学べて感謝しかありません!
打海氏:
いや、仕切り直せないからね!?さすがにどうかと思います。
藤原:
本当に申し訳ない。
打海氏:
身に染みてわかったかと思いますが、ルアー・グレネードは味方にARCをなすり付ける道具じゃないですからね?

あと個人的には、野良の場合も腕に自信がないなら裏切らない方がいいですよ。仮に返り討ちに遭わなくても銃声を聞きつけたARCが乱入、というのはよくありますし。相手を信じられるなら、余計なリスクを背負うことになります。
藤原:
すべてが正論で返す言葉もありません。私は今、大人の怒られ方をしている。
これからは欲に負けず平和主義を貫こうと思います。今までもしたことはないですが、ドンシュー詐欺も絶対にしません。
打海氏:
ほんとかなあ。
藤原:
信じてください。
それはそうと、打海さんから学んだ残り物の多い探索ルートの構築や、ロストしても精神ダメージの少ない装備を持ち込むというのはあまり考えたことのない発想でした。
打海氏:
個人的には一気に攻略を進めるというよりは、コツコツ稼いでいくのが楽しいゲームなので。野良との一期一会を楽しみつつプレイしていたらいつのまにか数百時間も遊んでいた感じです。
気合入れて激戦区に挑んで死んだり、珠玉の装備を一気にロストしたりし続けるとメンタルに来ますからね……。あと、裏切られてもめげないマインドも大切です。誰にでも裏切られるリスクを念頭に置きましょう。
藤原:
トゲがある。

打海氏:
冗談はさておき、公式からは次回の大型アップデート「Frozen Trail」が10月と告知されていますし、5月19日のアップデートでは新要素「放浪の使者」が追加されて、好きなアイテムを遠征後に持ち越せたり、保管庫を拡張できたり、余ったARC素材などをレアアイテムと交換できるようになったり、色々と便利に進化していますので、個人的には今が入門・復帰にうってつけのタイミングだと思いますよ。ブランクがあってものんびり遊んで十分追いつけますし、過去最大規模のアップデートになる「Frozen Trail」を満喫できるんじゃないかなと。健闘を祈ります。
藤原:
本日はありがとうございました。
打海氏:
とんでもないです。今度お礼参りに来ますね(Game*Spark後半記事リンク)。
『ARC Raiders』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中だ。直近のアップデートではレベル25から解禁されるエンドコンテンツプレイヤー向けの新たなトレーダー「アーマル」が追加されている。
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