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SIE支援の注目大型ソウルライク『Daba: Land of Water Scar』をいち早くプレイしてきた。“荒削りの期待作”から一皮むけた、たしかな成熟
『Daba: Land of Water Scar』をいち早くプレイしてきた。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の中国産ゲーム支援プログラム「China Hero Project」第3期に選出され、第4期の始動にあわせて追加資金サポートを受けた注目の中国産ソウルライクアクションゲーム『Daba: Land of Water Scar(达巴:水痕之地)』。独自のソウルライクなゲームプレイと、チベット文化の要素を融合させた特異な世界観により、本作は発表当初から中国で多くの視線を集めてきた。
今回のChinaJoy 2026(CJ2026)のPlayStationブースにて、本作は再びプレイアブル出展された。過去に公開されたデモ版からコンテンツ自体の大きな変化はないものの、細部において確かな「成熟」が感じられる内容となっていた。


本作の現在判明している世界観では、人間の姿をした泥人形の「Daba」が、幾多の困難を乗り越えて古格(グゲ)群城へ向かい、水の欠片を探し求める。そして過酷な旅の中で、この世界と彼自身の謎が徐々に解き明かされていくという。
試遊版の舞台は引き続き「达格城」の外周エリアと、荒廃した聖所の内部。ゲーム開始時には通常ルートを攻略するか直接ボスに挑むの2つの選択肢が用意されていた。登場するボスは、「伊纳昆的信使」と「守门人 达玛」の2体である。


今回の試遊版では武器による属性の変化やモーションの違いをプレイヤーに直感的に伝えるため、開始直後に3種類の武器セットがプリセットとして用意されていた。連続斬りが可能な「锻铁长斩刀」、近遠距離に両対応する「伽蓝禅杖」、そして二刀流の鈍器「哭悲」の3つだ。
現地で開発スタッフに話を伺ったところ、これまでの試遊イベントではプレイ時間の制限も相まって、「武器を持ち替えることでプレイフィールが変わる」という本作の特性に気づかないプレイヤーが多かったそうだ。そこでこの仕様を分かりやすく提示するため、今回のデモではあえてこの「3択」メニューを導入したという。これによりプレイヤーはより積極的に武器を切り替えて試行錯誤するようになり、このアプローチは今後のバージョンでも引き続き採用される可能性が高いとのこと。
ソウルライクの王道とも言える基本アクションを踏襲しつつ、「2つの武器を素早く切り替えながらコンボを継続できる」のが『Daba: Land of Water Scar』の戦闘における大きな特徴だ。武器にはそれぞれ「刺突」「打撃」「斬撃」の3属性が設定されており、敵のアーマータイプに対応している。ダメージ効率を上げるには、状況に応じて的確に武器を切り替える必要がある。
さらに本作では、武器ごとに異なる「特技」と「白热技」が備わっている。これらを組み合わせることで非常に多彩なコンボルートやダメージの出力方式を構築できる。


もう一つ非常に使用頻度が高かったのが「パリィ」である。敵の攻撃をジャストタイミングで弾くことで、敵の「白热値」(ブレイクゲージ)を蓄積させることができる。いわゆる“パリィガチ勢”であれば、瞬く間にゲージを溜めて敵をブレイク状態に追い込めるだろう。ダウンした敵にはワンボタンでとどめの「夺取」を叩き込むことができ、ザコ敵であればそのまま一撃で葬り去ることが可能だ。

武器だけでなく、仮面を装備できる「面具」システムも戦闘にさらなる能力をもたらしている。例えば今回の試遊版で装備していた「三密面具」は、敵がガード不能の赤色の攻撃を放ってきた際、L2ボタンで特殊な回避を行うことができる。発動時には一時的なスローモーション効果が付与されるため、ピンチを一気にチャンスへと逆転させることが可能だ。

試遊版の1体目のボス「伊纳昆的信使」は、シンプルな強敵となっている。攻撃速度が速く、瞬間移動を駆使しながら突発的な踏み込み斬りを放ってくるため、プレイヤーの反射神経とタイミングの把握がシビアに問われる。


2体目のボス「守门人 达玛」は、より巨大な体躯を持つ。「伊纳昆的信使」ほどのスピードはないものの、その分の一撃の重さと、広範囲を薙ぎ払う攻撃が特徴的だ。さらに炎属性の範囲ダメージも伴うため、しっかりと距離を取るか、攻撃のモーションを正確に見極めないと、あっという間に巻き込まれてしまう。

全くタイプの異なるこの2体のボスからは、「ボスごとのデザインの多様性」を提示すると同時に、「プレイヤーに異なる武器を持ち替えてボス戦に対処してほしい」という開発チームの明確な意図が感じ取れた。
試遊版で確認できた衣装や仮面の装飾の緻密さも印象深いものだった。チベット文化の要素と神話的なシンボルが融合したこれらの意匠は、ゲーム進行中にプレイヤーが常に注視するものではないが、そうした膨大なディテールが蓄積することで、本作特有の重厚さを形成している。ソウルライク作品はすでに数多く存在するが、視覚的な表現方法においてここまで独自の路線を貫いている作品も珍しい。

開発を手がける上海暗星は、この数年間、本作のディテール表現を徹底的に磨き上げてきたのだろう。さらに、PS5 Proの性能向上という恩恵もあり、ゲーム全体のビジュアルは初期の発表時と比べて劇的な進化を遂げていた。アクションの滑らかさは増し、ライティング表現もよりリッチになったことで、記憶の片隅にあった「若干の粗削り感」はもはやほとんど感じられない。
技術的なブラッシュアップにより、プレイヤーはより純粋にゲームの進行に没頭できるようになり、没入感は一段と深まっていた。今回の試遊で最も強く感じたのはその点であり、『Daba: Land of Water Scar』が正式な形で我々プレイヤーの前に姿を現す水準に、ますます近づいていることは間違いない。
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