携帯型PC「GPD WIN 2」で『Vanquish』を遊ぶ。業者シム『House Flipper』の中毒性がヤバい。今週のゲーミング


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。132回目です。暑かったり寒かったり、天候の変化が激しい今日このごろです。季節の変わり目は、家でゲームをして健康を保ちましょう。

 

ほぼドラッグな業者シミュレーター

きったねぇ…

今Steamで人気を集めている『House Flipper』をプレイ。業者となり、掃除したり、メンテナンスしたりすることで、お金を得るシミュレーターゲームです。リリース時のニュースでは否定的な語調で語りましたが、実はこのゲーム、面白さはさておき、尋常ではない中毒性があります。どうしようもないぐらい汚い家を、あらゆる手段でいそいそとクリーニングしてきれいにする達成感。そして、それでお金を得て、さらにスキルアップさせていく充実感。何も考えずゲームしたい時に最適な作品です。没入感はさほどないですが、ビジュアルもきれいで作業のバリエーションも豊富なので、作業ゲームとしてはかなり上質なものとなっております。ちなみにバスルームのラジエータも含め、設置機器に困った時はストアで「取付可能」で検索すれば大体解決できるので、詰まった方はお試しあれ。

作業をすべて完了させずとも仕事を完了できたり、通販のアイテムが一瞬で届くなど、ユーザーフレンドリーの面で頑張っている部分もあるのですが、不親切感があるのは否めず。V-Sync設定なしでプレイし続けゲロゲロに酔い、作業のしすぎで肩がめちゃくちゃ凝りました。仕事よりも疲れました。そもそも、こんなところで言うのもなんですが、僕は自宅の部屋があまりきれいな方ではないので、ゲーム内掃除で達成感を味わう暇があるなら、自分の部屋を掃除したらどうか?と葛藤します。まあ、葛藤するだけで、結局ゲームするんですが。
by Minoru Umise

 

世紀末覇者になりたい

今週は『Wasted』をプレイしていました。世界が核の炎に包まれて云々かんぬんな世紀末的世界を舞台にした、主観視点のローグライクFPSです。ゲーム開始時にキャラメイクが出来るのですが、操作キャラが死亡すると、外見が自動生成された新たな放浪者が操作キャラとなるという、全くキャラメイクの意味がない謎のシステムが素敵な一品です。なぜかトイレットペーパーが通貨となっていたり、いろんな映画やゲームのパロディネタが詰まっている混沌とした世界観もまた、本作の魅力のひとつでしょうか。

難易度は高め。ちょっと気を抜くと罠にかかったり、扉を開けたら待ち伏せしていた敵に蜂の巣にされたりと、なかなかにハードです。もはや操作キャラが何代目だか分からないくらいゲームオーバーを繰り返しているのですが、それでも何故か「次こそは!」とプレイしたくなってしまう不思議な魅力があります。本作は運任せの部分が比較的少ないので、失敗の原因は自分の操作/判断ミスだと分かるからこそ、なのでしょうね。理不尽なゲームオーバーを迎えないというのは、良作となるための大事な要件ではないかと思う次第です。そんなこんなで、今日もまた新たな放浪者を死地へと追い込みながら、時間を溶かしていくのでありました。
by Kouzou Suzuki

 

トマトおじさんが舞う

今週は『フォートナイト』の新エモート「私はスター」に一目惚れ。トマトおじさんが幸せそうに踊る姿を眺めて微笑んでいます。せっかくこんな素敵なマスコットキャラがいることですし、どこかのピザチェーンとコラボしないですかね。

最新アップデートで追加された高レアリティのバーストARもお気に入り。敵の体力を中距離から一瞬で削れるというのは気分爽快です。マップの変化に関して言うと、隕石が落下したティルテッド・タワーの復興作業が少しずつ進んでいて、激戦区の今後が気になるところです。ちなみに個人的に多用しているのはモイスティ・マイアの撮影スタジオ。過疎地ではありますが、エリア縮小が始まるまでに武器を揃えつつ木材をカンストまで集められるので、安心して中盤戦に挑めます。

すっかり影が薄くなった「世界を救え」モードにもアップデートがきておりまして、武器パークのリロールが可能になりました。ガチャ運頼みの能力補正をある程度コントロールできるようになったのはありがたい。あとは隕石落下の謎を追うクエストが進行していたりと、『フォートナイト』のナラティブ部分を追いたくなった方は、いずれ日本語対応&基本プレイ無料化された際に試してみて損はないと思います。
by Ryuki Ishii

 

ダメ人間化待ったなし

ニンテンドースイッチが発売されてからというもの、モニタの前に座ってゲームをするのが億劫な身体に。で、こんなことではイカンと購入したGPD WIN 2が届きました。ニンテンドー3DS LLを若干大きく厚くしたサイズのポータブルPCで、ゲームパッドを搭載し、この本体のみでどこでもPCゲームを楽しめるのが特徴です。インディーゲームはPC先行発売が多いですし、これさえあれば捗るはず。

詳細なテストは誰かに任せるとして、試しに積んでいた『Vanquish』をプレイしたところ、忙しい場面で30fps弱。低いですが十分遊べます。2Dゲームでは、たとえば『Dead Cells』はほぼ常時60fpsでした。ゲームパッド部分はクセ強めですが、そのうち慣れるでしょう。残念なのは技適取得が間に合わず、無線アダプタでUSB端子が一つ占有されること。ともあれ、作品を選んで利用すれば益々だらけたゲーム生活を送れそうです。
by Taijiro Yamanaka