名画窃盗ホラーゲーム『The Lost Gallery』発表、9月リリースへ。人を襲う展示品から生き延び、貴重なアートを盗み出す

個人ゲーム開発者のAlleyInn(アレイン)氏は7月23日、『The Lost Gallery』のSteamストアページを公開した。同作はSteamにて9月に発売予定。

個人ゲーム開発者のAlleyInn(アレイン)氏は7月23日、『The Lost Gallery』のSteamストアページを公開した。同作はSteamにて9月に発売予定。ストアページではスクリーンショットや動画などが公開されている。

『The Lost Gallery』は、展示品が人を襲う展覧会から名画を盗む、短編ホラーゲーム作品である。本作の舞台では、貴重な名画などが展示された展覧会が開かれていた。しかし同展覧会では、入館者が展示品によって殺される前代未聞の事件が発生。狂気の美術品によって展覧会は血の海と化し、即日公開停止となってしまう。


本作の主人公は、そんな展覧会へやってきていた怪盗である。主人公の怪盗は展示品による事件発生時、すでに混迷を極める会場へ入り込み、絵画を盗み始めていた。あとは脱出するだけであったが、怪盗は偶然にも隠し扉を発見。秘密の展覧会へ続く道を見つけたことで、計画は大きく狂い始める。展示会での窃盗と、狂気のアートと対峙する恐怖が繰り広げられる。


主人公の怪盗は、人を襲う展示品から生き延び、貴重なアート作品を盗んでいく。本作では、展覧会の作品をできるだけ多く盗み出すことが目的とされている。怪盗は腕利きであるため、貴重な作品に触れると瞬時に盗み出せるという。厳重に管理されているアートも、バールの使用によって簡単に入手可能。作品を手に入れた際にはポイントも獲得できるようだ。

ただし本作の舞台は、展示品が人を襲う狂気の展覧会である。怪盗も例外ではなく、秘密の展覧会には危険がはびこっており、周囲への警戒が必要とのこと。本作では人を襲う危険なアート作品から生き延びつつ、美術品を盗み出すのだ。要素としては、特定のポイントでオートセーブが実施。エンディングは3種類用意されており、プレイ時間は1時間から2時間程度となるそうだ。


本作は、個人ゲーム開発者のAlleyInn氏が手がけている。過去作としては、『魔法少女が殺された。-名誉の死と陰の迷宮-』『Trash Bunny House』をリリース。2023年6月リリースの『Trash Bunny House』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー12件中100%の好評を獲得している。ユーザーレビューでは、短編ながらよくまとまった内容や恐怖が評価されている。

同氏の2023年9月のポストによると、本作『The Lost Gallery』ではホラーゲーム『Crimson Snow』のような「美しいのにゲロ怖いジャンプスケアがあるゲーム」を目指して開発が進められてきたそうだ。


『The Lost Gallery』は、PC(Steam)向けに9月リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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