『クレイジータクシー』シリーズ新作は、多人数マルチ対応のオープンワールドゲームに。大規模プロジェクトとして開発中

セガは7月1日、『クレイジータクシー』シリーズ新作タイトルの開発メンバーを募集中であると告知。その求人情報にて本作は「大規模プロジェクト・オープンワールド・マスマルチのドライブゲーム」となることを明らかにした。

セガは7月1日、『クレイジータクシー』シリーズ新作タイトルの開発メンバーを募集中であるとし、その求人情報にて本作は「大規模プロジェクト・オープンワールド・マスマルチのドライブゲーム」となることを明らかにした。また、開発メンバーへのインタビュー映像も公開している。

セガは、5つのIPの新作ゲームを開発中であることを昨年12月に発表しており、その中で『クレイジータクシー』シリーズ新作を開発することを公表。タクシードライバーとしてお客を目的地まで運んで報酬を得たり、危険な運転で乗客を喜ばせてチップを稼いだりするアクション要素の高いドライブゲームシリーズだ。2002年発売の『クレイジータクシー3 ハイローラー』以来の新作となる見込みである。


今回公開された『クレイジータクシー』シリーズ新作の開発者インタビュー映像にてプロデューサーを務める菅野顕二氏は、本作は1人だけで遊ぶのではなく、いろんな人と楽しく遊べるような、まったく新しい『クレイジータクシー』として制作中であるとコメント。またアクション制作チームからはより具体的に、マルチプレイゲームとしての検証・評価を進めているとされた。『クレイジータクシー』らしさを残しながら、新しいこと面白いことをプラスすることを目指しているという。ただ、開発スタッフがまだ足りておらず、このたび募集をかけたとのことだ。

本作の求人ページでは、ゲームデザイナーからレベルデザイナー、エフェクトデザイナー、キャラモデラー、コンセプトアーティストなど、多数の職種についてスタッフを募集中。そこに掲載された情報によると、本作はUnreal Engineを用いて、北米市場を中心にグローバルでのヒットを目指すプロジェクトとして開発中の、大規模プロジェクト・オープンワールド・マスマルチのドライブゲームであると説明された。多人数でのマルチプレイゲームであることを前提とし、コミュニケーションパートやアウトゲームの制作を担当する職種も確認できる。

本作がマルチプレイに対応することは、以前公開されたティザー映像内で複数のタクシーが走行するなどし示唆されていたが、今回多人数マルチプレイ対応が進められていることが明らかになった格好だ。ちなみにティザー映像では、パトカーを運転するプレイヤーらしき姿も確認でき、さまざまな遊びが用意されることもうかがえた。


本作の開発には、2021年に設立されたセガ札幌スタジオが参加しており、同スタジオ代表取締役社長の瀬川隆哉氏は以前、本作についてAAAタイトル(大型タイトル)になると述べていた(関連記事)。今回公開された求人情報でも、大規模プロジェクトであると明記されており、かなり大きな作品となるようだ。

このほか開発者インタビュー映像では、いろんなプレイヤーがいろんな遊びができるテーマパークのような環境でありながら、リアルな街でもあるマップを用意するとコメント。また、(アメリカ)西海岸をモチーフに、良い意味でセガらしい彩度の高いギラッとしたビジュアルを目指していることなども語られている。

『クレイジータクシー』シリーズ新作タイトルは現在開発中。発売時期および対応プラットフォームは未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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