惑星防衛キャノン砲管理シム『PVKK: Planetenverteidigungskanonenkommandant』発表。独裁国家の軍人となり、バンカーに篭って大砲を制御

Bippinbitsは6月21日、巨大キャノン砲管理シミュレーションゲーム『PVKK: Planetenverteidigungskanonenkommandant』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。

デベロッパーのBippinbitsは6月21日、巨大キャノン砲管理シミュレーションゲーム『PVKK: Planetenverteidigungskanonenkommandant』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。

本作は、とある独裁国家の軍人となり、配属先の防衛バンカーにて超巨大な大砲を管理する作品だ。ちなみにタイトルの「Planeten verteidigungs kanonen kommandant」は、ドイツ語で惑星防衛キャノン管制官という意味である。


『PVKK: Planetenverteidigungskanonenkommandant』にてプレイヤーは砲手となり、惑星外から迫ってきているという侵入者を排除する任務に就く。バンカー内には、ボタンやレバー、ダイヤル、スイッチなどが多数配置されたレトロな雰囲気の制御盤が存在し、それらを手動で操作し、窓の向こうに見える超巨大なキャノン砲を撃つこととなる。

発射の大まかな手順としては、動力発生装置を管理し、空中をスキャンして敵の宇宙船を探知し、さらに脅威の分析や砲弾の軌道計算をおこなってから発射。限られた資源と政府の厳格な管理体制のなかで、戦略的な考えのもと、正確な発射手順を実行することが求められるという。公開されたトレイラーでは、制御盤の各部分を細かく操作する様子が確認でき、難解そうであるが雰囲気は抜群だ。


プレイヤーは、防衛バンカー内に立て籠もって任務を続けなければならず、狭い室内にはキャノン砲の制御盤だけでなく、居住スペースとしてベッドやデスクなども配置。壁に設置された扉からは紅茶が支給される。ミッションの合間には、手に入れた資源を使って快適になるようカスタマイズできるとのこと。また、制御盤のパーツに油を注入したり、予備パーツを用意したりなどのメンテナンスもおこないながら、次の襲撃に備えることとなる。

デスクにはテレラジオと呼ばれる受像機が用意されており、これを通じて上官からの指令を受け取れるようだ。一方で、トレイラーではテレラジオがハッキングされたようなシーンなどもみられ、外部の何者かの存在が示唆されている。ゲームを進めるなかでプレイヤーは、倫理観と忠誠心が試される難しい選択に迫られ、何も考えずに指示に従うのか、それとも体制の目的に疑問を呈するのかという決断によってストーリーが形作られ、複数あるエンディングのいずれかへと導かれていく。

また、外部から遮断されたバンカー内には数々の秘密が存在。脱出ゲームスタイルのパズルに挑戦することで、隠されたアイテムや、外で何が起きているのかが分かるヒントが見つかることがあるという。そして、さまざまな派閥からの要求に上手く対処しつつ、何が真実なのかを見極め、自分が有利になるように進めていかなければならないそうだ。


本作の開発元Bippinbitsは、ドイツに拠点を置く2人チームのインディースタジオ。2022年にローグライク採掘サバイバルゲーム『Dome Keeper』をリリースし、非常に高い評価を獲得したことで知られる。同作も、エイリアンの襲撃から防衛することがテーマの作品だった。一方本作では、惑星防衛キャノン砲の細かな制御に加え、政治的な陰謀やモラルジレンマにかかわる物語に焦点が当てられているようだ。

『PVKK: Planetenverteidigungskanonenkommandant』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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