傑作推理ゲームリメイク『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』本日発売。事件の37年後を描く新規ストーリーと共に、遊びやすくなって蘇る


株式会社ジー・モードは9月12日、『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびNintendo Switch。価格はSteam/Nintendo Switch向けダウンロード版が税込4800円、Nintendo Switch向けパッケージ版が税込8800円。

『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』は、コマンド選択方式を採用したアドベンチャーゲームだ。1980年代にパソコンやファミコン向けに発売された『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』のリメイク作品である。オリジナル版は、『ドラゴンクエスト』シリーズでお馴染みの堀井雄二氏がシナリオを担当。同氏は、本日発売となったリメイク版では追加ストーリーの監修を務めている。


本作の舞台は1987年の日本。プレイヤーは「ボス」と呼ばれる警部として、東京湾で発見された遺体を巡る殺人と見られる事件の捜査を開始することになる。そして、捜査を進めていくうちに、舞台は東京から北海道へ。釧路署の若手刑事である猿渡俊介をパートナーに、事件の真相究明に挑むが、連鎖するかのように第2、第3の殺人が巻き起こる。

本作は、ゲーム内での行動をコマンドの中から選択し、物語を進めていくゲームだ。例えば、事件現場の捜査の際には「なにか調べろ」や「なにか取れ」といったコマンドで、プレイヤーが部下に指示が可能。それらの行動から得られた新情報を元に、事件の真相へと近づいていくオーソドックスなスタイルのアドベンチャーゲームとなっている。


本作では基本的なシステムはオリジナル版を踏襲しつつ、遊びやすくなる機能も追加されている。好きなタイミングでセーブができる「捜査メモ」やオートセーブ機能、登場人物の関係性を示した人物相関図が新たに搭載。さらに、ゲーム中で電話をかける場面では、かつては1桁ずつ手動で入力していた電話番号を一括入力できるようになったり、既読テキストが黄色で表示されて一度読んだテキストかわかりやすくなったりと、全体的にゲームが遊びやすくなる便利機能が追加されているかたちだ。ほかにも、グラフィックを一新して全編フルボイス対応するなど、モダン化がおこなわれている。

さらに、本作にはリメイク版で新たに追加ストーリーが収録されている。追加ストーリーの舞台は2024年。定年間近となったボスの前に、まりなという女性が現れる。彼女との出会いから、37年前に起きたオホーツク事件に関係があるとされる新たな事件を追う物語が描かれていくようだ。


北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』は、PC(Steam)およびNintendo Switch向けに発売中。Nintendo Switch向けパッケージ版限定特典として、ファミコン版『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』が収録されているほか、初回限定特典として設定資料集とサウンドトラックCDが同梱される。