『Papers, Please』など手がけたゲーム開発者Lucas Pope氏の新作『Moida Mansion』が無料公開。レトロなこだわりあふれるゲーム&ウオッチ風お化け屋敷探索

インディー開発者のLucas Pope氏は11月1日、新作となる『Moida Mansion』をPC(itch.io)向けに無料公開した。ブラウザ上でプレイ可能な、LCDゲーム風の作品となっている。

インディー開発者のLucas Pope氏は11月1日、新作となる『Moida Mansion』をPC(itch.io)向けに無料公開した。ブラウザ上でプレイ可能な、LCDゲーム風の作品となっている。

『Moida Mansion』は探索ゲーム。任天堂より発売された携帯型ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」のような、古き良きLCDゲームの仕様を忠実に再現した内容になっている。The Adventure Clubには「Moida Mansionには近づくな」という鉄の掟が存在していた。しかしそこに迷い込んでしまったマスコットのカメを助けようとして、主人公以外のThe Adventure Clubのメンバーは屋敷に閉じ込められてしまう。メンバーを救うため、主人公は謎のバケモノ(MONSTA)が徘徊するMoida Mansionを探索することになる。

本作は携帯型LCDゲームの筐体を模したようなインターフェースとなっている。使用するのは左移動、右移動、階段、調査の4つのボタンだけである。ボタンは実際にマウスでクリックするほか、キーボードでもプレイ可能だ。

屋敷はプレイするたびに毎回構造が変わる。中には鍵のかかった扉やコードを入力しなくてはいけない錠前などが存在。屋敷内で手がかりを探しながら、どこかに閉じ込められているThe Adventure Clubの仲間を探し出す必要がある。

 


仲間を救出するためには、調査ボタンを押して怪しい所を調査する必要がある。しかし調査をおこなうと物音を立ててしまうため、屋敷内を徘徊するバケモノに聞かれてしまう可能性がある。怪物に音を聞かれ見つかると追いかけられてしまう。捕まると「You’ve been MOidA’d!」の表示と共にゲームオーバーとなってしまう。襲われた際はすみやかに部屋を移動し、バケモノをやりすごす必要がある。

本作やLCDゲームの制限や仕様を再現しつつも、毎回変わるランダムなゲームプレイや、脱出までのメリハリある展開を実現しており、細部に至るまでこだわりに満ちた作品となっている。また本作のitch.ioページではアナログ風の小さな説明書も展開されており、LCDゲームの趣を存分に味わえるつくりとなっている。

本作を手がけたLucas Pope氏は『Papers, Please』『Return of the Obra Dinn』などで知られる有名クリエイターだ。同氏は過去に『Papers, Please』の“デメイク”版として、『LCD, Please』をPC(itch.io)向けに公開したこともある。こちらもLCDゲーム風の作品となっており、こだわりにあふれたものとなっている。興味のある方はプレイしてみてはいかがだろうか。

『Moida Mansion』は、PC(itch.io)向けに無料公開中。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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