『Fate/stay night REMASTERED』Nintendo Switch/Steamにて8月8日発売へ。「Fate」の原点が、HDリマスターされて蘇る

アニプレックスは8月3日、『Fate/stay night REMASTERED』を8月8日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)。

アニプレックスは8月3日、『Fate/stay night REMASTERED』を8月8日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)で、価格は税込3500円。発表にあわせて、各ストアページが公開中だ。また本作では、全編にわたって各種配信プラットフォームでの動画投稿・配信が可能となっている。

『Fate/stay night REMASTERED』は、PS Vita向けソフト『Fate/stay night [Realta Nua]』をもとにした、HDリマスター版である。オリジナルの『Fate/stay night』は、TYPE-MOONが2004年にPC用として発売した、成人向けの伝奇活劇ヴィジュアルノベルゲームだ。

同作の舞台となる冬木市では、7人の魔術師と7騎のサーヴァントが万能の願望機・聖杯を求めて争う「聖杯戦争」が始まろうとしていた。主人公・衛宮士郎は、幼い頃に起きた大火災で両親を失い、魔術師を名乗る養父に育てられた、正義の味方を志す少年である。同作で衛宮士郎は、ふとしたきっかけからマスター同士の戦いに巻き込まれ、自身もサーヴァントを召喚。聖杯を巡る争いに身を投じることとなる。正義の味方を志す少年と魔術師、サーヴァントとして召喚された英雄たちによる戦いが繰り広げられていく。

同作は原画を武内崇氏、シナリオを奈須きのこ氏が担当している。オリジナル版の発売後には、全年齢向けの『Fate/stay night [Realta Nua]』がPS2/PS Vita/PC/IOS/Androidなどで発売。テレビアニメ化や劇場アニメ化といったメディアミックスも多数おこなわれ、多くのユーザーから支持されてきた。多数のスピンオフ作品や『Fate/Grand Order』にも繋がる、「Fate」の原点と言えるだろう。


本作『Fate/stay night REMASTERED』は、PS Vita版『Fate/stay night [Realta Nua]』をベースに、グラフィックがHDリマスターされている。ゲーム画面は、16:9に再レイアウトされており、対応言語には英語および簡体字が追加されているとのこと。HDリマスターによる綺麗な画面で、原点の物語がNintendo Switch/Steamから遊べるようになるわけだ。なおTYPE-MOONによるノベル作品としては、本作は『魔法使いの夜』に続いて2作目のSteam版配信となる。


また発売日の発表にあわせて、本作の配信ガイドラインが公開された。同ガイドラインによれば本作は全編にわたって、各種配信プラットフォームでの投稿・配信が可能となっている。TYPE-MOONの作品においては、近年に発売された『月姫 -A piece of blue glass moon-』および『魔法使いの夜』移植版においても、配信可能な範囲は限定されてきた。本作では全編の投稿・配信が可能とされており、TYPE-MOONのノベルゲーム作品としては新たな試みとなる。なお各ルートのオープニングアニメーションやエンディングの楽曲は、本作とは異なる著作権保護下にあるため、動画投稿の際には該当部分の音声ミュートなどの対策が必要になるようだ。詳細については、ガイドラインを確認してほしい。

Fate/stay night REMASTERED』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに、通常価格税込3500円で8月8日発売予定だ。また本発表にあわせて、『Fate/hollow ataraxia REMASTERED』も発表されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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