『エルデンリング』DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」にて登場した新武器種「刺突盾」が安定感抜群であるとして、国内外のコミュニティで人気を高めている。攻防一体のガード突きを駆使して、苦手なボスを突破できたという報告も寄せられている。なお本稿には刺突盾の入手場所や、ボス戦の動画などが含まれるため留意されたい。
『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」では新たな舞台となる「影の地」にて、神人ミケラにまつわる物語が描かれる。同DLCではやり込んだプレイヤーにも新たな挑戦を届けるためか、敵攻撃力の調整などに本編と独立した厳しさが見られる。一方で影の地限定の新たな強化システムとして「影樹の加護」および「霊灰の加護」が用意。また新たに登場した装備品や魔術など、さまざまな要素を駆使して攻略を進めることになるだろう。
DLC発売以来、国内外のプレイヤーから新武器種「刺突盾」が注目を集めている。刺突盾は刺突武器と盾を組み合わせた攻防一体の装備。片手持ちで通常の盾あるいは武器と同じようにも使用できる一方、両手持ちすることでその真価を発揮する。というのも両手持ち状態では、単体でガード突きを繰り出すことが可能。大盾と武器などでガード突きする場合と比べて装備重量を軽減できるほか、両手持ちガードとなるため消費スタミナを軽減できる利点もある。
そんな刺突盾はその“安定感”から注目されているようだ。DLCの苦手なボスを刺突盾のおかげで突破できたという報告も散見される。なお刺突盾には「デュエリングシールド」と「カーリアの刺突盾」の2種類があるものの、物理カット率の高いカーリアの刺突盾の方が親しまれている様子だ。カーリアの刺突盾は影の城の祝福「保管庫、裏区画」の近くにある遺体から入手可能。必要能力値は筋力17/技量13/知力15となっている。
刺突盾を用いた戦法としては、基本的にはガード突きを繰り返すのみ。敵の攻撃によるダメージを大きく防ぎつつ、ちくちくと攻撃を続けられるわけだ。またガード突き時にはガードによるスタミナ消費がかなり小さいため、攻撃によるスタミナ消費にさえ気をつければ抜群の安定感を見せるだろう。
このほかスタミナ回復速度を高める「双頭亀のタリスマン」や両手持ちした武器の攻撃力を高める「両手剣のタリスマン」など、新タリスマンとの相性も良好。さらに刺突盾はいずれも戦灰を付け替え可能なため、好みの戦技や属性を付与することもできる。カスタマイズ性がある点も人気に繋がっているようだ。エンチャントなども駆使しつつ、DLCの主要ボスをすべてガード突き連打で突破したとの報告も見られる(リンク先ネタバレ注意)。
なお刺突盾はガード突きだけでなく、通常攻撃・強攻撃でもタイミングを合わせれば敵の攻撃を防ぎながらの攻撃が可能。ガード突きほど手軽ではないものの片手持ちでも攻防一体の運用が可能なため、使いこなせばさらに戦略の幅が広がるかもしれない。
ボスの手強さからも注目を集めているDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」。新武器種である刺突盾は影の地の厳しい戦いにおいても安定感をもたらしてくれる点で、さっそく数多くの褪せ人に親しまれているようだ。
ちなみに刺突盾の“弱点”ともいえる部分として、「写し身の雫の遺灰」を使う際には注意したい。写し身の雫の遺灰はプレイヤーの装備や能力をコピーした味方NPCを呼び出せる遺灰ながら、NPCは刺突盾を上手く使いこなせない様子だ。影の地ではさまざまな遺灰を手に入れられることもあり、写し身の雫以外の相棒を探してみるのもいいだろう。
『エルデンリング』およびDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も販売されている。
【UPDATE 2024/7/4 17:50】
フロム・ソフトウェアは7月4日、本作に向けてアップデート1.12.3を配信開始した(関連記事)。このなかでは刺突盾のガードを伴う攻撃において、敵の攻撃をガードした際のスタミナ消費量が想定と異なる不具合が修正。ガード突き時のガードにおけるスタミナ消費も増加しており、従来よりも慎重なスタミナ管理が求められる武器となりそうだ。