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個人ゲーム開発者の塩惺瑛(Shoei Sio)氏は9月14日、『Cyan Heart』を10月9日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、Nintendo Switch版も配信予定。ゲーム内は日本語表示および字幕に対応予定で、現在はデモ版が配信中だ。
『Cyan Heart』は、カメラで自分を撮影し続ける少女を操作する、“自撮り視点”のホラー探索パズルアドベンチャーだ。プレイヤーの画面に大きく映るのは、カメラを手にした少女自身。進行方向を直接見ることができないなか、少女の背後や足元などを画面越しに確認し、謎を解いたり障害を回避したりしながら施設の奥へと進んでいく

本作の舞台となる世界では、「マゼンタハート」と呼ばれる特殊なエネルギーが生活を支えていた。マゼンタハートには物理現象を永遠に模倣する性質があり、炎の熱を模倣すれば一定の温度で燃え続ける熱源に、大きな衝撃を模倣すれば稼働し続ける削岩機になるという。
しかし、あるときマゼンタハートはシアン色へと変化。「シアン」と呼ばれるようになったそれは、本来の用途を保ちながらも不安定になり、形をもつ物をシアン色へ変化させる危険な性質を帯びてしまう。影響は生物や機械にも及んでいるという。
少女が向かうのは、そんなシアンの侵食を食い止める“何か”が存在すると噂される施設だ。内部にはすでに人の姿がない一方で、シアンが持つ「永遠に模倣する」という性質によって、今も人がいるかのように動き続けている。少女はシアンによる現象を避けるだけでなく、ときには利用しながら施設の奥へ進み、最奥にあるとされる何かの回収を目指す。

探索で大きな役割を担うのが、少女の持つ記録デバイス「CSZ8x2」だ。通常は少女自身を映す自撮り状態となっており、プレイヤーは画面内に映り込む周囲の景色などを頼りに移動する。必要に応じてカメラを上下へ向けるほか、前方へ向けて物を調べたり、機械へアクセスしたりすることも可能だ。
アクセスできる対象には、画面上に印が表示されるほか、ミニマップも用意されている。また、探索中は仲間との音声通信が入り、謎解きなどの手がかりを得られる。通信内容は画面右側のログにも記録されるため、少女の顔や背後に映る景色、マップ、通信といった限られた情報を拾いながら探索していくことになる。

施設内には、暗い通路や研究設備の並ぶ区画だけでなく、植物が生い茂る明るい空間なども存在。残された資料から過去の出来事をたどる場面もあり、1998年5月1日付の資料に記された地下居住区計画「Beneath Sanctum Project」にまつわる記録などを確認できる。なぜ少女はひとりで施設へ向かったのか、シアンとは何なのかといった謎も、彼女が残していく記録を通じて描かれるようだ。

本作の開発を手がけるのは、個人ゲーム開発者の塩惺瑛(Shoei Sio)氏。同氏は2021年に、デビュー作『Tatarian aster』をSteam向けに配信している。『Cyan Heart』については2月、Steamウィッシュリスト登録数が6000件を突破したことを報告。また、同月にはウィッシュリストの約75%が海外からの登録であることも明かしていた。
また、1月にはホラーゲーム展示会「DREAMSCAPE#4」、3月には「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2026」に出展。さらに、わくわくゲームズよりNintendo Switch版も配信予定だ。進む先が直接見えない“自撮り視点”を、そのまま探索や謎解きの仕組みに落とし込んだ『Cyan Heart』。カメラ越しに少女がどのような記録を残していくのか、気になる方はデモ版をプレイしてみてはいかがだろうか。
『Cyan Heart』はPC(Steam)向けに10月9日配信予定。Steamでは現在デモ版が配信中だ。Nintendo Switch版も配信予定となっている。
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