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ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、Nintendo Switch 2向けタイトル『ニンジャラ2 未知なる惑星』(以下、ニンジャラ2)を2027年春に発売予定だ。本作は先日開催された東京ゲームショウ2026に出展されており、弊誌も現地で取材した。本稿ではブースの模様と、オープンワールド化により「遊び」に満ち溢れたゲームとなった本作を試遊した感想をお伝えする。

本作は、Nintendo Switch向けにリリースされた『ニンジャラ』の新作だ。前作は基本プレイ無料作品として2020年にリリースされ、世界累計1200万ダウンロードを記録。アニメ化やマンガ化などマルチメディア展開もされる人気を博した。ニンジャガムを自在に操るシノビたちが存在する世界で、最強の忍者を決める大会「ニンジャラ」をめぐって、個性豊かなキャラクターたちがしのぎを削る。

『ニンジャラ2』は前作の世界観を受け継ぎつつも、作品の方向性は大きく変更されている。具体的にはまず、本作は基本プレイ無料ではなく買い切り型の作品となる。そしてジャンルも対戦アクションではなく、オープンワールドアクションゲームへと変更された。プレイヤーは広大な未知の世界を冒険することになり、ソロプレイに加えて最大4人での協力プレイが楽しめる。

人気を博した作品の続編にしては大胆な方向転換である。筆者としては正直、もとから好評だった前作からなぜここまで方針を変えたのか不思議に思っていた。しかしTGS会場で実際に試遊してみると、『ニンジャラ』と「オープンワールド」の相性の良さに驚かされることになった。


疾走感ある移動アクション

今回の試遊では、限定エリアで本作の一部を体験できる二つのコースが用意されていた。ひとつはバトル中心の「惑星探索コース」、もうひとつはキャラクターとの交流や平和なアカデミーの探索が楽しめる「写真撮影コース」だ。まずは惑星探索コースを選んだ。

ゲームを始めると、広大なオープンワールドが目の前に広がる。試遊版で利用できた移動手段としては通常のダッシュに加え、スケボーとガムフックがある。スケボーといえば前作でもリリース後にボード型のガムウェポンが実装されていたことが記憶に残っている。またガムフックは本作の特徴であるガムアクションのひとつで、オブジェクトにガムでできたフックを飛ばすことで高速で移動できるという代物だ。こちらは前作におけるロックオンした相手に向かって飛んでいくアクションがもとになっており、本作ではさまざまな場所に用いてフィールドを飛び回れるようになっている。

ガムフックを使えるオブジェクトは各所に用意されており、さらにフィールドには上に乗ると高速で滑れるレールや、飛び乗ると大ジャンプできるキノコのような仕掛けも存在する。オープンワールドそのものがアスレチックステージのようにギミックが満載となっているようだ。スケボーでジャンプしてレールに飛び乗り、滑ってからキノコで大ジャンプし、そのままフックで次の足場へ、などといった動きが簡単にでき、試遊を始めたばかりでも移動アクションの気持ちよさがすぐに伝わってきた。『ニンジャラ』をベースにしたアクションが、オープンワールドの移動手段となり、新たな遊びとして昇華されている。

さらにマップ各地には宝箱や鉱石が点在し、小高い丘の頂上など怪しげな場所には豪華な宝箱が置かれていることもある。筆者はもともとオープンワールドゲームでは、寄り道しながらこういうアイテム集めをするのが好きだ。今回も、試遊中に使うことはないと薄々知りつつも、ついアイテムを探してしまう。移動アクションのおかげで一見遠そうに見える場所にもすぐたどり着けるし、そもそも移動が楽しいのでストレスフリーに走り回ることができるのである。

“IPPON”の爽快感

マップの各所には敵もいる。無視して駆け抜けるのは簡単だが、もちろん戦うこともできる。バトルでは通常のアクションゲームのように手持ち武器で攻撃して戦うこともできるが、『ニンジャラ』らしい各種アクションも用意されている。本作ではガムを撃つことができ、敵にガムをぶつけると一定時間拘束することが可能だ。そしてその状態でコンボをつないで倒すと、画面に「IPPON」と派手に表示される。

このガムアクションとIPPONは前作から踏襲された要素である。対戦ゲームだった前作では敵プレイヤーにガムを当てるのは工夫が必要だったが、本作のザコ敵には簡単に当てられる。爽快なIPPON演出をテンポよく味わえるのはシンプルに楽しい。そしてオープンワールドゲームということで、もちろんバトルと移動はシームレス。高速でフィールドを飛び回ってお宝を探し、敵がいればガムを投げつつ素早く近づいてIPPONを決め、またスケボーで走り出す。この基本のゲームループが滑らかで、やめどきがない。


ボス戦ではがっつりバトル

時間制限さえなければいくらでも遊んでいたかったが、残念ながら試遊時間には限りがある。気がついたら時間が危なくなっていたことに気がついたため、先へ進むことに。今度はボス戦を体験することになった。相手は「迅雷団長ダイモン」を名乗る大柄なモンスターだ。ムービーでやり取りがあったあと、いよいよ戦闘となる。

このダイモンはザコとは違い、ガムをぶつけて攻撃すれば勝てるほど甘くなかった。そもそも通常時にガムを当てても拘束できず、動きを止めるには体力バーの下にあるガムゲージを溜める必要があるようだ。ダイモンの攻撃はなかなか激しく、しっかり対処しないとダメージを受けてしまう。

敵の攻撃への対抗手段として、本作にはジャストガードとジャスト回避が用意されている。ジャストガードは決めると敵のガムゲージが上昇し、ジャスト回避は成功すると自動的に一瞬で敵の背後へ回り込む。どちらも攻防一体のアクションとなっており、なによりニンジャっぽいので決めるとカッコいい。

ふたつのジャストアクションをおこなっていると、ガムゲージが溜まったダイモンはついにガムで拘束された。最大のチャンスが到来だ。派手なモーションで大技を決め、大ダメージを与えることができた。しかし体力が削られたダイモンは、なんと第二形態に変身した。これまでより攻撃がさらに激しくなり、操作に慣れない筆者には対処しきれない。結局回復の連打で耐えつつ、ゴリ押しで倒すことに。今回の試遊版では回復アイテムを多く所持していたため、無事に勝つことができたが、製品版ではしっかり敵の攻撃を見極めながら戦う必要がありそうだ。


カメラ目線のキャラたちがかわいい

ボスを倒すと惑星探索コースは終了したため、次は写真撮影コースをプレイ。こちらでは平和なアカデミー内を自由に移動でき、キャラクターたちの写真を撮ってくるよう頼まれた。敷地内にもガムフックを使えるポイントが多数あり、相変わらず移動が楽しい。

『ニンジャラ』の象徴とも言えるWNAアカデミー内には多数のキャラクターたちがおり、自由に会話できる。そして本作には撮影モードが存在し、キャラについてはただ写真を撮るだけでなく「こっちを向いて!」とお願いすることができた。試しにカメラ目線を頼んでみると、こっちを見るだけでなくポーズまで決めてくれる。それぞれのキャラの個性が感じられて、撮影を進める手にも力が入る。

アカデミー自体が広めで、『ニンジャラ』の世界観を堪能できる場所だ。キャラクターを撮影しつつ観光しているうちに写真撮影コースも終わり、試遊体験は終了となった。そして試遊を終えた人向けとして、『ニンジャラ』のブースでは試遊者向けに景品のプレゼントも実施されていた。フーセンガムが入っていそうな“ガムガチャ”を引き、出てきたものに応じて景品がもらえる仕組みだ。ここにも本作の「遊び」がゲームという枠組みを越えて発揮されているようであった。ちなみに本作のブースはかなり広く、大きな『ニンジャラ』のボードや大型モニターが設置されており、TGS会場内でも存在感を放っていた。試遊台も数多く用意されており、多くの人が入れ代わり立ち代わり訪れるスポットとなっていた。『ニンジャラ2』への注目度の高さもうかがえる。


探索とバトルがどちらも気持ちいい

今回試遊して感じたのは、ニンジャかつガムという本作の特徴的な要素が、しっかりとオープンワールドの遊びに組み込まれているということだ。ハイスピードなガムアクションが広大なフィールドという遊び場を得て、ニンジャらしい疾走感を存分に感じられる作品になっている。最初は本作のコンセプトにピンと来なかった筆者も遊んでいるうちに、「なるほど、これがやりたかったのか」と自然に納得していた。やはり移動が楽しいオープンワールドゲームはそれだけで面白い。

そしてバトルでは、ザコにIPPONを次々と決める爽快な戦いと、ボスとの手に汗握るバトルの両方を楽しめる。『ニンジャラ』の滑らかなアクションは健在のまま、PvEのバトルとして進化している。探索とバトルという軸がいずれも気持ちよく作られており、オープンワールドファンだけでなくバトルアクションが好きな人も存分に楽しめる作品になっていると感じた。

試遊版では遊べる範囲は限られていたが、製品版では広大なエリアを存分に探検し、さらなるアクションも体験できる様子。今から存分に遊ぶのが楽しみになる試遊体験だった。続報にも注目しておこう。

『ニンジャラ2 未知なる惑星』はNintendo Switch 2向けに、2027年春に発売予定だ。

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