トランプ米政権、今度は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』風映像を投稿。“ゼルダDirect直後”を狙ったゲーム便乗広報、まるで懲りてない

米国ホワイトハウスの公式Xアカウントが9月9日、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を模した広報映像を投稿し、物議を醸している。

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米国ホワイトハウスの公式Xアカウントが9月9日、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を模した広報映像を投稿。同作のUIやBGMが用いられつつ、3Dポリゴングラフィックのドナルド・トランプ大統領が登場するゲーム風の映像だ。同アカウントはこれまでにもたびたび権利元に無断で音楽や映像といった著作物を広報に用いており、物議を醸してきた。今回の映像にも批判が集まっている。

今回ホワイトハウスの公式Xアカウントが投じた映像では、『ゼルダの伝説 時のオカリナ(The Legend of Zelda: Ocarina of Time)』リメイク版のタイトルロゴに酷似した「The Legend of Trump Make America Great Again」というロゴが確認可能。生成AIが用いられたとみられるゲーム風の映像となっており、3Dポリゴンのようなドナルド・トランプ大統領がホワイトハウスに向かう様子や、執務室で働く様子などが描かれている。UIやBGMには『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のものが用いられている。

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』といえば、9月8日に放送された「ゼルダの伝説40周年 Direct 2026.9.8」にてフルリメイク版の発売日やゲームプレイ映像が発表されたばかり。同作の話題が白熱するタイミングを狙ってか、ホワイトハウスが同作を模した広報映像を投じているわけだ。

トランプ政権においてはホワイトハウスや米国国土安全保障省などの公式Xアカウントが、これまでにもたびたびゲームやアニメ、ドラマ・映画などの著作物を広報活動に用いており、権利元が一切関与していないとして懸念を表明する例も散見される。任天堂作品についても、過去には『Wii Sports』『どうぶつの森』などが米政府の公式Xアカウントにて広報に利用される例があった(関連記事1関連記事2)。現時点で任天堂からの声明は確認できないものの、今回の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を含めて、それぞれ同社の著作物が無断で使用されているとみられる。

なお先日9月4日には、ホワイトハウスがミニゲーム集サイトARCADE.GOVを公開。『テトリス』風の「Build the Wall」、『Flappy Bird』風の「Flappy Bill」、スネークゲームを模した「Rio Run」など5作品が公開されていた。一方で同サイト公開の翌日に『テトリス』の権利を有するThe Tetris Companyが声明を発表し、「Build the Wall」について作成に一切の関与をしていないとしつつ、著作権侵害を深刻に受け止めると表明。ホワイトハウスもThe Tetris Companyもその後本件についてコメントしていないものの、ARCADE.GOVから「Build the Wall」がひっそりと削除され、話題となっている(関連記事)。

しかしそうした状況でも、ホワイトハウスの公式Xアカウントは懲りずに『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を模した広報映像を作成・投稿しているかたちだ。「ゼルダの伝説40周年 Direct 2026.9.8」配信直後に投じられた点を見るに、任天堂の公式発表の話題性に便乗するような狙いがあることもうかがえる。

なお、日本政府の衆院外務委員会にて今年4月、茂木敏充外務大臣がホワイトハウスが「任天堂のゲームとみられる映像」を投稿したことについて言及。「一般論だが、公的機関であっても著作権者の承諾なく著作物を無断に複製するのは適切ではない」と発言していた(関連記事)。とめどないホワイトハウス広報の著作物無断使用問題に対し、今後任天堂が何らかの対応をおこなうのかは注目される。

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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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