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大注目集めた現代戦FPS『World War 3』8月3日にサービス終了へ。“終わらないロード画面”や基本プレイ無料化など、いろいろあった約8年の数奇な歴史に幕

デベロッパーのWishlist Gamesは6月3日、対戦FPS『World War 3』のサーバーを現地時間の8月3日に閉鎖すると発表した。同日以降はゲームのプレイが不可能になるとのこと。同作は2018年10月に早期アクセス配信が開始され、一時は大いに話題を呼んだ作品。今回ついにサービス終了が発表されるかたちとなった。
『World War 3』は、現代戦をモチーフとしたマルチ対戦FPSだ。ベルリン・モスクワ・ワルシャワといった実在都市を舞台に、ビークルやドローンなどが入り乱れる戦場で戦う。最大40人での対戦に対応しており、分隊単位でのチームプレイにフォーカスしたシステムが特徴。また銃器メーカーとの協力により実銃が登場しており、銃器や車両のアタッチメントをカスタマイズ可能となっている。

そんな本作のサービスが終了することが今回発表された。サーバーは現地時間の8月3日に閉鎖され、その日以降はゲームをプレイできなくなるとのこと。発表によると、今回の決定は慎重な検討の結果で、サーバー閉鎖も苦渋の決断であるとのこと。長年にわたってサポートしてくれたすべての人への感謝の言葉とともに、「これは簡単な決断ではなかった」とも伝えられており、開発元の無念がうかがえる文面となっている。
本作はもともとポーランドに拠点を置くデベロッパーのThe Farm 51が開発し、2018年10月に早期アクセス配信が開始された作品だ。当時は買い切り型の有料作品として配信されていた。現代戦をモチーフとし、さまざまなビークルが登場する大規模対戦FPSというコンセプトが注目を集め、一時は同時接続プレイヤー数が1万人を超える賑わいに。
しかしリリース時には接続障害など技術的な問題の発生もあり、「壁紙しか見られない」などとして不評レビューが多数投稿。パッチは配信されるもなかなか根本的な改善に至らずプレイヤー数は減少していき、2020年6月に配信がいったん停止。新たにMY.GAMESとの提携が発表され、立て直しのため再開発されることに。約2年ののち、2022年9月に今度は基本プレイ無料作品として再リリースされた(関連記事)。

再リリース後はふたたび注目を集め、同時接続プレイヤー数が1万人を超える盛況となった(SteamDB)。しかしやはり接続障害などが発生してしまい、再リリースの当日には9000件を超える不評レビューが投稿。アップデートは続けられ、渋谷やイスタンブールを舞台とする新マップの実装などがおこなわれたものの評価は上向かず、Steamでのユーザ―レビュー評価は「賛否両論」より上のステータスとなることはなかった。
プレイヤー数もふたたび減少していくなかで、2023年12月に、同作の開発元がThe Farm 51からキプロスに本社を置くWishlist Gamesに交代することが発表。パブリッシャーもWishlist Gamesが務めることになり、同社が開発と販売の両方を手がけるかたちに再編成された。
Wishlist Gamesが主導する新体制下では本作の最適化とバグの修正などが進められ、またチート対策として「Easy Anti-Cheat」が導入。さらに初心者向けとして少人数対戦による小さなマップが追加されるなど、プレイの快適性を高めるアップデートが配信されていった。しかしこうした施策もプレイヤーの呼び戻しには繋がらず、100人を下回る同時接続プレイヤー数が常態化。そうして今回、Wishlist Gamesより本作のサービス終了が伝えられたかたちとなる。

大きな注目とともに早期アクセス配信が開始されるも、サーバー障害などで不評を集めることとなり、基本プレイ無料作品としての再スタートや、開発元やパブリッシャーの交代など、紆余曲折を経てきた『World War 3』。早期アクセス配信の開始から数えて約8年におよんだ本作の歴史に、ついに幕が下ろされることになった。
『World War 3』は、PC(Steam)向けに基本プレイ無料にて配信中。 現地時間の8月3日にサービス終了予定だ。
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