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Steamの新たなデッキ構築ローグライトSRPG『Re:Night ― 終わらぬ夜』は“気持ちよくなりやすさ”特化ゲーム。ほどよく複雑ビルド構築、苦労なしで脳汁あふれる
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パブリッシャーのハリソンワールドは、Seahorse Gamesが手がける『Re:Night ― 終わらぬ夜』(以下、Re:Night)の体験版を配信中だ。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。本稿では奥深さもありつつとっつきやすい本作のゲームプレイについて紹介していく。
『Re:Night』は、デッキ構築型のターン制ストラテジーゲームだ。ある夜、怪異に飲み込まれてしまった村を舞台に、プレイヤーは3人のキャラクターを選択し、終わらぬ夜の輪廻を断ち切るための戦いに挑んでいく。ゲームプレイはSRPGのように、マス目上にキャラクターを動かし行動を指示していくかたちだ。そして、行動は全てデッキから引くランダムなカードによってのみおこなう。これにより、カード運による手札順だけでなく、ユニット配置や行動順まで含めて考える戦略性の高さが特徴となっている。なおSteam Nextフェス 2025年10月エディションにおいては、カードゲームジャンルの人気トップの体験版ランキングにおいて1位を獲得した注目作だ。

本作のバトルシステムは、一般的なストラテジーゲームとは大きく異なっている。チュートリアルでは、システムの説明だけでなくストーリーも語られるため最初にプレイしておきたい。まず本作では、キャラクターごとに移動力が設定されており、自ターン中は移動力の分だけ何度も移動可能。また、チーム全体で初期値3のエネルギーがあり、カードごとに設定されたコストを消費して射程内の敵を攻撃していく。たとえば1マス移動して3回攻撃、さらに1マス離れるといったこともできるわけだ。移動力とエネルギーを使い切らずともターン終了すると敵のターンとなり、これを交互に繰り返して敵を殲滅していく。
そして本作最大の特徴となるのが水・炎・草の三すくみを利用した属性会心システムだ。攻撃カードの多くには属性があり、属性ダメージとともに属性を付与する。付与した属性は弱点として機能し、2倍のダメージを与えることができる。さらに本作では5段階まで属性付与できるため、最大で6倍もの大ダメージを与えることが可能だ。ほとんどの攻撃カードのダメージは2前後なのだが、火力を上げるバフや属性会心の組み合わせによって、一撃で数十ものダメージを与えられる気持ちよさが特徴的なシステムだ。


ただし、弱点であっても異なる属性で攻撃すると、その属性に上書きしてしまう攻撃カードが多い。また、キャラクターごとに得意属性は異なり、攻撃カードのほとんどはキャラ専用カードとなっている。毎ターンの手札はランダムのため、誰をどの順番で動かし、このターン中に属性会心を出すのか次のターンに備えて属性を付与するのか毎回考える必要があるわけだ。そしてもちろん敵も属性攻撃を使用してくる。敵の次の行動は確認できるため、弱点属性を付与された場合は仲間で囲んで守るなど、将棋のように盤面全体を攻略する感覚が楽しい。ちなみに睡眠などの状態異常もあり、仲間を起こすためにあえて仲間を攻撃するといった要素もある。
全体的なゲーム進行としてはまず、アタッカー・タンク・シューターといった役割の異なる6人のキャラから3人を選択。キャラクターごとに専用カードが多数用意されているため、組み合わせによって20種類以上にビルド傾向が変化する。そして、『Slay the Spire』に代表される分岐マップを1マスずつ進行していく。マップ最奥にいるボスを倒すと次のエリアに行き、全3マップのクリアを目指すのだ。マップには戦闘のほか、ショップやランダムイベント、カード強化や削除といったマスがあり、300種類以上のカードからデッキを構築していく。また、100種類以上の装備品があり、キャラクターごとに4つまで装備させることで毎回異なる構成となっていく。


たとえば筆者は水属性が得意なアタッカーであるシーフの攻撃カードが多くなっていった。シーフにはコスト0でエネルギーを回復するカードや、エネルギーが0になる場面で使うとエネルギーが1回復するカードなどがある。さらに各ターンの最初の攻撃時にエネルギーが1回復する装備品をシーフに付け、そのほかのキャラには引くカードを増やす装備品を付けることで、毎ターン5回以上攻撃できるような連続攻撃ビルドが構築できた。1ターン中に水属性を一気に付与して、弱点の草属性によって大ダメージを与えるのが気持ちいい。
そのほか、本作は非常に遊びやすく作られている点も特徴。たとえば戦闘中には1手ごとやターンの最初、さらには戦闘開始まで無制限に巻き戻すことができるため、初見のカードや敵の行動を恐れることなく戦える。戦闘後にはキャラクターのHPが全回復するほか、死亡した場合は復活石を消費して回復することが可能。マップ途中での復活石の補充は限られているが、マップのボスを倒すとフル補充されるため、ボス戦では多少無茶して戦うこともできる。また、カードにマウスオーバーすると効果の詳細が表示されるほか、右クリックによって強化後の性能も確認可能だ。便利な機能を活用してストレスなくさまざまなビルドを構築できるため、終わらない夜に何度も挑み続けたくなる魅力になっている。

そんな本作は5月27日午前7時まで、キックスターターにてクラウドファンディングが実施中。開発元のSeahorse Gamesは、フルタイムの仕事をしながら3人で本作の開発に取り組んでおり、支援によってより洗練され充実したコンテンツを提供できるという。ベースエディションの支援では、割引価格の9ドル(約1400円)にて製品版のSteamキーを入手可能だ。
また、5月22日から24日にかけて「京都市勧業館 みやこめっせ」にて開催される、日本最大級のインディーゲームイベント「BitSummit PUNCH」(BitSummit 2026)に出展予定(一般公開日は5月23日および24日)。「3F-B14」のハリソンワールドブースにて試遊できる見込みだ。多くの試遊ではノベルティなども配布されるため、ご都合の合う方は来場するのもいいだろう。
『Slay the Spire』の登場以降は、さまざまなデッキ構築ローグライト作品が登場してきたが、本作はキャラクター3人のパーティ制ローグライトという点が特徴。組み合わせによってデッキ傾向が変わるだけでなく、実際に3人のキャラクターを動かし、配置や属性などによる多彩な戦略をとれることが持ち味となっている。そこにデッキ構築という要素が加わることで、ターンごとにまったく異なる展開が繰り広げられるのだ。一方で先述したように、遊びやすさへの配慮と属性会心により”手軽にわかりやすく気持ちよくなれる”点も特徴。既存のデッキ構築ローグライトとはひと味違う作品となっているため、まずは体験版をプレイしてはいかがだろうか。
『Re:Night ― 終わらぬ夜』はPC(Steam)向けに、2026年内に配信予定。3人のキャラクターが使える体験版は配信中だ。
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