高評価アリの巣建設ストラテジー『Empires of the Undergrowth』6月7日正式リリースへ。アリたちの個性を活かしつつ、食糧確保や戦闘に奔走する

 

パブリッシャーのHooded Horseは5月7日、Slug Discoが手がける『Empires of the Undergrowth』を、6月7日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)。

本作は、虫が暮らすミクロの世界を舞台に、アリのコロニーを率いる基地建設&RTSだ。2017年より早期アクセス配信が実施されており、これまでに非常に高い評価を獲得。ゲーム内は日本語表示に対応している。


『Empires of the Undergrowth』にてプレイヤーは、アリの群れを管理し、基地=巣の建設・拡張や、ほかのアリなどの虫との戦いを指揮する。最初は巣の中央にある女王アリの部屋からスタート。地中のマップは六角形のタイルで構成されており、働きアリたちに指示を出して土や岩を掘り進み、食料庫や育児室、通路などを作って巣のネットワークを広げていく。

アリのコロニーを維持し繁栄させるためには、食料の確保も欠かせない。植物の種子や蜜、菌類を獲得したり、昆虫などを狩ったり、あるいはほかのアリ巣を襲撃したりすべく、巣から出て地上の世界に向かうのだ。ここでは兵隊アリによる蟻酸の砲弾飛び交うRTSバトルが展開。アリの種によって強みや弱点が異なり、組み合わせによるシナジーを見つけることが重要だという。

アリたちは、フェロモンによってグループ分けし、フェロモンマーカーを設置してそれぞれの行動を管理する。敵となる生物も多種多様で、プレイヤーの巣が襲われることもあるため、兵隊アリや働きアリに与える役割を戦略的に判断していくことが求められる。


本作は2017年12月に早期アクセス配信が開始され、その後新たな種のアリや敵となる生物、舞台となる環境、ミッションなどのコンテンツが追加。本稿執筆時点で、Steamのユーザーレビューには約1万件が投じられ、その内の94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。また直近30日間のレビューステータスでは「圧倒的に好評」となっており、非常に高い評価を得ている。

正式リリース時に予定されているアップデートでは、サハラ砂漠以南のアフリカ地域に広がるサバンナで展開される完全新規ストーリーが登場する。この環境には特殊なクラスである衛生兵アリのいるマタベレアリが生息するほか、オオキノコシロアリが建てた塚の尖塔からの食料調達と、その貴重な資源の管理要素が用意。サソリやクモ、ハサミムシ、甲虫などの危険な敵も現れるという。

上述のサバンナのストーリーを終了させると、マタベレアリを自分のコロニーに加えることが可能。またストーリーが完了すると「ニューゲーム+」モードが解禁され、新しいユニットや、より深いゲームプレイが提供されるオプションがアンロックされるそうだ。また、 カスタムゲームモードの大幅変更や、QoL調整・改善も予定しているとのこと。


『Empires of the Undergrowth』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに早期アクセス配信中。そして6月7日に正式リリース予定だ。また開発元によると、正式リリース後のロードマップが今月中に公開されるとのことである。