マルチ強盗FPS『PAYDAY 3』新アプデでクイックプレイ実装。ユーザーからの声を取り入れ、改善を目指す

 

デベロッパーのStarbreeze Studiosは4月30日、クライムFPS『PAYDAY 3』に向けてPatch1.1.3を配信した。今回のアップデートではユーザーからの要望が多く見られたクイックプレイ、ロビー維持、イントロスキップなどの機能が実装されている。また新たな投擲武器である「ショックグレネード」が追加されている。


『PAYDAY 3』は、オンライン4人協力プレイ対応のクライムFPS『PAYDAY』シリーズの最新作だ。アメリカ・ワシントンDCを舞台とした前作『PAYDAY 2』から数年後、犯罪集団Payday Gangはニューヨークにて新たな強盗計画に挑む。今回のアップデートで実装された内容は4月23日の情報番組「Dev Update 4」にて、事前に告知されていた内容となっている。Patch1.1.3にて正式に実装された主要な変更点を以下に紹介していこう。

まず本パッチの目玉のひとつである「クイックプレイ」機能は、本作のプレイヤーのあいだで長らく待望されていたマッチング機能だ。プレイヤーはクイックプレイで難易度を選択することで、パブリックに設定されたほかプレイヤーのロビーを検索して参加することが可能となる。本アップデートでは難易度以外の検索項目は存在しないものの、同スタジオによると今後のアップデートでさらに詳細な検索項目を設けていくとのことだ。

本パッチから「ロビー維持」機能も追加されている。この変更によりプレイヤーはミッションを完了後に現在のチームを維持した状態で、さらなる強盗ミッションを選択することが可能となる。さらに本パッチから実装されたイントロスキップ機能により、強盗ミッションに参加している全プレイヤーが賛同するのであれば、ミッションごとのムービーイントロをスキップすることが可能となった。


Patch1.1.3から追加された新投擲武器の「ショックグレネード」は、プレイヤーレベル39からアンロックが可能。ショックグレネードは地面に着弾した際、一定時間のあいだ周囲の敵を無力化する。さらにシールド、ザッパー、そしてテッキーに対しては一撃必殺の威力をもつため、特殊兵を迅速に処理するのに大いに役に立つことだろう。

なお本アップデートから逃走車両にも一部変更が加えられており、前作『PAYDAY 2』同様に逃走車両に入ることが可能となった。逃走車両の側面は防弾となっているため、プレイヤーの安全地帯のひとつとして有効活用できるだろう。

Patch1.1.3では、敵の挙動についても変更が加えられている。本アップデートより、テッキーの出現待機位置はプレイヤーから“30メートル以上の距離”ではなく、“30メートル以内の距離”へと変更された。さらに敵はプレイヤーを見失った場合、より好戦的にプレイヤーを追跡するように変更されている。さらに投擲武器の投げナイフで警備員の通報を遅らせるバグにも修正が加えられているようだ。ほかにも強盗ミッションごとのアイテム出現位置など、細かな変更点が言及されているため、気になる人は公式パッチノート(英文)を確認されたい。


『PAYDAY 3』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。なお、本作はプレイヤー人口などが低迷、開発元がゲーム改善に取り組んでいる(関連記事)。待望のクイックプレイの導入により、プレイヤー数に変化はみられるのだろうか。本作の今後に注目したい。