PS4版『リトルビッグプラネット3』海外サーバー無期限停止へ。“誤BAN攻撃”報告を調査する長期メンテに入り、そのまま

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の『リトルビッグプラネット』シリーズ公式Xアカウントは4月20日、『リトルビッグプラネット3』PS4版のサーバーを停止することを発表した。

『リトルビッグプラネット』シリーズは、SIEの人気アクションゲームだ。収録ステージを楽しめるほか、さまざまなツールを使ってオリジナルのステージを作成し、ほかのプレイヤーと共有できるなど、充実したコミュニティ機能が特徴のひとつである。日本では、2016年8月にシリーズのオンラインサービスが終了されている。一方、海外ではそれ以降もサービスが継続されていた。

しかし、2021年にはサーバー関連の問題が発生。DDoSと見られる攻撃や、ゲームの脆弱性を突いたであろう嫌がらせ行為などの報告がユーザーよりあがった(関連記事)。SIEによってサーバー停止と復旧を含む一連の対策がなされたものの、一部作品を除きシリーズサーバーは停止。『リトルビッグプラネット3』PS4版のサーバーが、海外向けに運営を続けていた。


今回のPlayStation公式サイトおよび本作公式Xによる発表によれば、『リトルビッグプラネット3』PS4版のサーバーも、今回無期限の停止が決定された。ユーザー制作ステージは利用できなくなるものの、ダウンロードしておいたステージは引き続き利用可能。キャンペーンモードなどのオフライン要素も引き続き利用可能だという。

なお、『リトルビッグプラネット3』PS4版のサーバーは、今年1月8日より長らく停止状態であった。同月にプレイヤーの間で「ゲーム内で謎のユーザーが接触してきた後に、PSNから身に覚えのないBAN処分を受けた」との報告が続出。開発元がサーバーを一時停止し、問題の調査をおこなうとしていた。

海外のプレイヤーたちが復旧を待ち望んでいたものの、今回サーバーの無期限停止が発表された。本作は2014年にリリースされた。9年以上の運営期間を経て、幕を閉じることとなるのだろう。