高評価・建物破壊シム『Instruments of Destruction』5月10日正式リリースへ。自由自在にカスタムしたトンデモ重機で建物を徹底的に粉砕

 

デベロッパーのRadiangamesは4月3日、物理解体シミュレーションゲーム『Instruments of Destruction』について、5月10日にバージョン1.0として正式リリースすることを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。


『Instruments of Destruction』は、車両を使って建物などを解体するシミュレーションゲームだ。物理演算による破壊システムが搭載されており、ステージ内の建物やほかのオブジェクトは粉々になるまで破壊可能。パーティクルシステムなどによる、美しさをも感じさせるようなリアルな破壊表現が特徴のひとつとなっている。

そして解体に用いる車両はカスタマイズ可能。回転のこぎりや大砲、鉄球など多くのパーツが取り揃えられている。こうしたパーツはゲームをプレイしていくごとにアンロックされていく。特定のパーツにおいては、使用例となる車両のプリセットも開放。サンプルとして参考にしつつ、自分なりのアレンジを加えてみるのもいいだろう。


そんな本作は2022年3月2日からSteamにて早期アクセス配信中だ。本稿執筆時点ではSteamユーザーレビューにおいて852件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。リアルな物理演算で繰り広げられる、破壊しまくりのゲームプレイが人気を博している。ほかにもさまざまなパーツによる拡張性の高さも、好評の一因となっている。また本作では車両が壊れることがないため、ビルドの自由度の高さも持ち味として評価されているようだ。

本作のバージョン1.0では、2つのキャンペーンモードが正式に実装される。メインキャンペーン(the main campaign)は、複数の地方を巡りつつ約50のミッションをおこなうことになり、ミッションごとのハイスコアチャレンジが存在している。なおミッションにあたっては、あらかじめ用意された車両を使用する。そして2つ目のキャンペーン(The secondary campaign)では一転して、プレイヤーが自由に車両を組み立てて攻略することが可能。パズル形式のミッションが25種ほど用意されることになるようだ。


なお本作公式Steamニュースハブでは、4月3日時点での開発の進捗状況が報告されている。メインキャンペーンではすでに9つの地方にわたって41のミッションが実装済み。加えて残り2地方が追加されるといい、合計で11の地方でミッションをおこなうことになる見込み。なお早期アクセス版のメインストーリーの進捗は、正式リリース版に引き継ぎできないそうだ。その後2つ目のキャンペーンモードについても実装が進められるが、こちらは車両の作成が必要ないため、メインキャンペーンより早く制作が進む予定とのこと。そしてミッションの実装が完了し次第、ボイス収録のため、ストーリーなどのテキスト部分の作りこみに移るようだ。

2年以上にわたって早期アクセス配信として展開されてきた、高評価物理解体シム『Instruments of Destruction』。そんな本作がいよいよ正式リリースを5月10日に迎えるかたちだ。ちなみに本作は正式リリースにあわせて、現在の定価2050円より価格が25%ほど上がる可能性があるものの、リリース時に15%の割引セールが予定されているとのこと。

『Instruments of Destruction』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。5月10日に正式リリース予定だ。