『ドラゴンズドグマ 2』は「可変フレームレート対応」とディレクター伊津野氏が明言。フレームレートを巡る噂にアンサーか

 

カプコンの『ドラゴンズドグマ 2』にてディレクターを務める伊津野英昭氏は2月14日、本作は「可変フレームレート」に対応していることを明らかにした。本作はPC/PS5/Xbox Series X|S向けに3月22日発売予定。


『ドラゴンズドグマ 2』は、2012年に発売された『ドラゴンズドグマ』の続編となるオープンワールドアクションゲームだ。人の王国と獣人の国、そして世界の破滅を象徴する竜が存在するファンタジー世界にて、プレイヤーは覚者となり冒険する。シリーズの特徴として、異世界からの旅人であるAIキャラクターのポーンがおり、プレイヤーにつき従い行動を共にする。ほかのプレイヤーが作成したポーンを借り受けることもでき、最大4人パーティを構成可能だ。

プレイヤーやポーンには多様な職業が用意。たとえば、片手剣での近接攻撃を得意とするファイターや、弓矢による遠距離攻撃をもつアーチャー、攻撃や味方のサポートの魔法を扱うメイジなどのほか、魔剣士や幻術師など覚者専用の職業も存在する。そうした職業の長所・短所のバランスを考慮しながらパーティを編成するのだ。またバトルにおいては、地形を上手く活かすことで有利に戦える要素も存在する。


そんな本作についてディレクターを務める伊津野英昭氏は2月14日、本作は可変フレームレートに対応していると、自身のX(旧Twitter)アカウントを通じて投稿。『ドラゴンズドグマ』シリーズの国内外の公式アカウントもこれをリポストし、大きな反響を得ている。

可変フレームレートとは、一般的にはゲームプレイ中のフレームレートの数値が固定されておらず、処理負荷に応じて増減する仕組みのこと。なお、伊津野氏は英語でも投稿しており、そちらでは「uncapped framerate」と表現している。ゲーム側でフレームレートの上限を設定していないことを指しており、可変フレームレートとはやや意味合いが異なるが、いずれにせよ特定のフレームレートに固定する仕様ではないというメッセージだろう。


一見唐突にも見える投稿であるが、最近浮上していた噂を意識して声明を出した格好だったのかもしれない。というのも、ある海外メディアが今年1月に、『ドラゴンズドグマ 2』のコンソール版は30fpsで動作するとの噂情報を発信して注目を集めていたのだ。また、本作のPC版の最低・推奨動作環境が30fpsをターゲットとして設定されていることも、フレームレートに関する憶測を呼ぶこととなった(Push Square)。

今回の伊津野氏の投稿は、そうした噂に対して回答したとみることができそうだ。少なくとも、30fpsに固定される仕様ではないと受け取ることができる。ただ、実際のところ本作はどれほどのパフォーマンスで動作するのかは、まだはっきりしない。また、画質・フレームレート優先の設定が用意されるのかどうかも気になるところ。今後詳細が発表されることを期待したい。

ドラゴンズドグマ 2』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに3月22日発売予定だ。