“骨硬派”神秘グロSTG『夕暮れの楽園と赤く染まる天使たち』来年1月12日にSteamにて配信へ。天使が貪り合う西暦23億年

 

パブリッシャーのHenteko Doujinは12月17日、同人ゲームサークルあきら小屋が手がける縦スクロールSTG『夕暮れの楽園と赤く染まる天使たち』を2024年1月12日にSteamで配信すると発表した。価格は1480円。

『夕暮れの楽園と赤く染まる天使たち』は縦スクロールシューティングゲーム。舞台は西暦23億年の地球だ。犯罪、苦痛、欲望を世界から消し去った人類は、罪の源であるとして知性と性別をも捨てて天使となった。長い時を経て、幸福を分かち合うために融合と分裂を繰り返すだけの天使たち。その楽園にも、太陽の膨張という滅びが迫ろうとしていた。

 


プレイヤーが操作するのは、長らく忘れられていた「苦痛」の感情を思い出したことで自我が芽生えてしまった天使たち。通常ショット、敵の弾を相殺できるチャージ式の重攻撃、ボムにあたるV.o.M.など、オーソドックスな武装がそろっている。

本作の大きな特徴は、敵に接近戦をしかけると有利になるシステムだ。本作では敵に接近するほど弾のダメージが上昇。ほかにも被弾で減ったライフの回復促進やV.o.M.のスタック増加など、さまざまな利益を得られるのだ。さらに、敵を倒すことで自機のレベルが上がり、見た目もまがまがしく変化してゆく。レベルが上がると保有できる体力が増え、攻撃範囲なども大幅に強化がされる。そのため、可能な限り接近戦を仕掛けてゆくのが攻略の鍵となる。

 


自機が初期状態でスタートするアーケードモードと、自機の強化やカスタマイズをするオリジナルモードの二つが存在。どちらもステージをクリアしていくことで、新たなストーリーや搭乗機を解放できる。難易度は低難易度にあたるVery Hardのほか、クリア後に解禁されるExtinctionとF. Extinctionの三段階で選択が可能だ。

また、本作には本編のシステムのチュートリアルと共に、シューティングゲーム未経験者向けのチュートリアルが実装されている。操作方法から攻撃・回避のコツまで、丁寧に解説をしてくれる。ストーリーやビジュアルは気になるけどシューティングはちょっと苦手……といったプレイヤーには嬉しい配慮だ。

 


本作を手がけるのは、同人ゲームサークルあきら小屋。個人ゲーム開発者である坂葉氏の個人サークルだ。坂葉氏は『夜光蛾』シリーズなど、独特の世界観をもとに多くのシューティングゲームを制作している。同氏は硬派三部作を展開しているが、本作は硬派三部作の外伝として「骨硬派STG」と銘打たれている。同氏の個人ページなどによれば、骨硬派とは「シューティングゲームの基本に立ち返った、原点の硬派」であり、無駄を削ぎ落としたSTGの「骨」で勝負するという思いが込められているようだ。そうしたバックボーンがあるのも本作の興味深い点と言えるだろう。

『夕暮れの楽園と赤く染まる天使たち』は2024年1月12日にSteamにて配信予定。価格は1480円。本作のサウンドトラックも980円で配信される見込み。


ゲームだいすき。独特の世界観や没入感があるゲームが好きで、気付いたら流行りのゲームを尻目にずっと遊んでたりします。