ローグライク煉獄シューター『Soulslinger: Envoy of Death』Steamにて12月15日早期アクセス配信開始へ。死者の魂を取り戻す地獄ウエスタン物語

 

パブリッシャーのHeadupは11月14日、『Soulslinger: Envoy of Death』の早期アクセスを12月15日より配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページ表記によると日本語表示に対応する。


『Soulslinger: Envoy of Death』はストーリー主導のローグライクFPSだ。舞台となるのは、西部開拓時代風の建造物が特徴的な「煉獄」。本作においてプレイヤーは、全身黒衣に身を包んだ「ソウルスリンガー」と呼ばれる煉獄のガンマンとなる。プレイヤーの使命は、死神の使いとして地獄の略奪者組織「カルテル」を打倒し、奪われた死者の魂を取り戻すことだ。死者の魂は、一度穢されてしまえば煉獄の浄化を受けることが叶わず囚われてしまうという。ソウルスリンガーもまた、囚われの身となった一人のようだ。ソウルスリンガーは、戦いに敗れても死神の力によって何度でも再生し、カルテルとの戦いを通して自らの解放を追い求めていく。

本作のゲームプレイは、空中ダッシュやジャンプといったアクションで駆け回りながら敵を撃ちぬいていくスピーディなFPSとして展開される。ゲームはステージ内の敵を一掃してパークを獲得する、というサイクルを繰り返すステージクリア方式で進行していく。獲得できるパークはさまざま用意。銃に特殊効果を付与して一時的に弾丸を炸裂弾に変化させる能力のほか、呪縛によって変貌したソウルスリンガーの左腕から破壊時に毒をばらまくデコイや、敵をスタンさせる電撃を放つ能力まで多彩だ。

 


これらのパークは、一度力尽きてしまえばすべてロストしてしまう。また、パークは主に炎、雷、毒といったカテゴリで分けられており、ステージクリア後に現れるゲートにて、次のステージで獲得可能なパークの属性、あるいは恒久的なアップグレードに使用するリソースなどの報酬があらかじめ示される。選択するルート次第で毎回違ったビルドを楽しめる点が本作の魅力のひとつとなるだろう。

また、道中には大量の報酬と引き換えに、強敵が待ち受けるボスステージも登場する。ボスモンスターは通常のモブとは段違いな耐久力をもち、複数の攻撃パターンをもっている。こちらでは、モブを次々と撃ちぬいていく爽快感あるステージとは一味違った、緊張感のある戦闘が楽しめそうだ。一方戦いに敗れてしまった場合、ソウルスリンガーは死神の手によって「Haven」と呼ばれる安息の地へ引き戻される。ここでは、プレイ中に獲得したリソースを消費して、ソウルスリンガーの基本性能を強化する恒久的アップグレードが可能だ。また、プレイ中にブループリント(設計図)を発見できれば、ショットガンなどの新たな銃や、銃に装着して新たな効果を付与するカスタマイズアイテムも作成できるようだ。持ち込む銃の種類次第で、戦闘を有利に進められるパークも変化するのかもしれない。


早期アクセスとして配信される本作は、構想全体のおよそ1/3を実装した状態で配信開始され、1年ほどの早期アクセス期間を予定しているとのこと。その間に、新たな武器種やパークを追加していき、すべての構想の実装と同時に正式リリースが予定されている。正式リリース後には販売価格が引き上げとなる見込みなので、気になった方は早めに購入しておくのもよいだろう。

本作を手がけるのは、インディーデベロッパーのElder Gamesだ。同デベロッパーは、2007年にEde Tarsoly氏により設立され、これまでにRTSゲーム『Meridian: New World』や弾幕STG『Solar Shifter EX』など複数のゲームジャンルで作品をリリースしている。シューター作品としてはTPS要素のあるSFアクションRPG『Everreach: Project Eden』を2019年にリリース。同デベロッパーにとって初のFPSとして、『Soulslinger: Envoy of Death』が打ち出されるようだ。

『Soulslinger: Envoy of Death』はPC(Steam)向けに、12月15日より早期アクセス配信開始予定だ。現在Steamストアページにて無料のデモ版が配信中。気になった方は一度プレイしてみるとよいだろう。