自動化工場建設&戦略バトルゲーム『Industrial Annihilation』発表。工場を建設しユニットを生産&自動化、製造したユニットでバトルに挑む

 

デベロッパーのGalactic Annihilationは10月19日、工場建設RTS『Industrial Annihilation』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年第2四半期に早期アクセス配信予定。

『Industrial Annihilation』は、2015年にリリースされたRTS『Planetary Annihilation: TITANS』の続編となる作品だ。本作では、前作で好評だったRTSゲームプレイに加えるかたちで、新たに工場建設要素を導入するという。本作には、ストーリーのあるシングルプレイ用キャンペーンモードや、最大4人協力プレイモード、2人対戦モードが収録される予定。

本作の世界には、ChaosとMachinaという2つの勢力が存在。Chaosはディーゼル燃料で駆動する軍隊で構成され、敵対する者を蹴散らし銀河系を荒らし回っている。キャンペーンモードにてプレイヤーは、Machina側の司令官としてChaosに立ち向かい、破壊行為を阻止し銀河系を取り戻すためのミッションに挑むこととなる。一方で対戦モードなどでは、Chaos側としてもプレイできる機会が用意される模様。それぞれの勢力は独自のバトルユニットで構成され、プレイスタイルや戦略も変わってくるという。


先述した工場建設要素では、RTSバトルで使用するユニットの生産をおこなうことになる。建設システムの情報はまだ公開されていないが、トレイラーではさまざまな工場設備を建設し、生産したアイテムをベルトコンベアで運んで作業を自動化させている様子が確認できる。UIから察するに、電力を供給する要素も存在するようだ。そうして最終的に戦車やロボットなどのユニットが組み上げられ、戦場へと送り出される。

製造できるユニットはほかに、TITANクラスと呼ばれる巨大なロボットや、核弾頭を撃てる大砲などもある。バトルでの戦略をもとに、どういったユニットの生産に資源を投入するのかを判断するのだ。またRTSバトルについては、プレイヤー自ら部隊を指揮する以外に、バトルはAIに任せて工場建設に集中するといったプレイも可能だそうだ。


本作の開発元Galactic Annihilationは、先述したRTS『Planetary Annihilation: TITANS』を手がけたことで知られるスタジオ。同作は、Steamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを獲得するなど高く評価され、これまでに300万本以上を売り上げているという。新作の開発に向けては、クラウドファンディングサイトIndiegogoとも提携するStartEngineを通じて出資を受付。ゲームではなくスタジオへの投資をファンに呼びかける少し珍しい活動をしている。

『Industrial Annihilation』は、PC(Steam)向けに2024年第2四半期に早期アクセス配信予定。公式サイトではすでに予約受付が開始されており、価格は29.99ドル(約4500円)とされている。正式リリース時期は配信開始から約1年後が想定され、その際には39.99ドル(約6000円)に値上げされる。