アトリエシリーズ新作『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』PC/スマートフォン向けに発表。忘れられた錬金術を取り戻す旅

 

コーエーテクモゲームスおよびアカツキゲームスは8月8日、『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Android。発表にあわせて、モバイル向け事前登録が開始される。なお本情報は、情報番組「アトリエ」シリーズ新作発表会で発表されたものだ。


『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』は、コーエーテクモゲームスとアカツキゲームスの共同開発・運営タイトルとして開発中の、「アトリエ」シリーズの25作目だ。舞台となるのは、150年前に錬金術が失われたランターナ大陸。かつては錬金術によって栄えた王国も存在したが、ほうき星から降り注いだマナがなくなっていったため、錬金術が衰退したのだという。主人公のレスナ・シュテルネンリヒトは、再び世界に錬金術を広めることを夢見る、駆け出しの錬金術士である。錬金術を愛する錬金術オタクなレスナは、伝説の地「果ての大陸」を見つけて失われた錬金術を復活させるため、世界を冒険。キャラクターとしては、王国一の騎士目指すレスナの親友イザナ・ココシュカ、レスナの師匠ザスキア、謎のお調子者冒険者ロマンなども登場。レスナは彼らと共に、錬金術を取り戻す旅路を繰り広げていくようだ。

グラフィックとしては、スマートフォン向けながらシリーズ最高峰の3Dグラフィックによって作中の世界が描かれるという。PV内の記載によると、制作スタッフとしては、ストーリー原案をタカヒロ氏が担当。「アトリエ」シリーズ監修として吉池真一氏が関わっている。


「アトリエ」シリーズは、1997年にPlayStation用ソフトとして発売された『マリーのアトリエ』を原点に、コーエーテクモゲームスのガストブランド(旧ガスト)によって展開されてきた作品群だ。大きなシリーズの特徴としては、錬金術を用いてアイテムを生み出す調合や、錬金術士の主人公が登場する点などが挙げられる。シリーズと称されているものの、基本的には各作品ごとに主人公が変更。おおよそ3作品ごとのシリーズ単位で世界観も異なっており、各作品ごとに錬金術士の成長などが描かれてきた。

直近のシリーズ作品としては、2023年3月に錬金術士ライザを主人公に据えた「秘密」シリーズの3作目となる『ライザのアトリエ3 〜終わりの錬金術士と秘密の鍵〜』が発売。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で1096件中92%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。またシリーズのスマートフォン向け作品としては、2018年に配信開始された『アトリエオンライン 〜ブレセイルの錬金術士〜』などがこれまでに展開されてきた。


放送内では、本作の情報が明かされていった。ゲームプレイとしては、本作ではメインストーリーを進める過程で、アトリエでのアイテム調合やクエストでの素材採取をおこなうという。ホーム画面を見る限りでは、装備アイテムの調合も可能なほか、レシピの発想といった要素があるようだ。メインシナリオはフルボイスになるという。

また本作では、コーエーテクモゲームスのTeam Ninja所属で、『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』などに携わってきた作田泰紀氏が開発プロデューサーを担当。アカツキゲームス側では、『八月のシンデレラナイン』などに携わってきた山口修平氏がエグゼクティブプロデューサーを務めている。ガストブランドの細井順三氏は、統合プロデューサーとして関わっているそうだ。

レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』は、iOS/Android向けに配信予定。同時リリースではないものの、PC(Steam)でのリリースも予定されている。

【UPDATE 2023/8/8 22:16】
本作のさらなる詳細について補足・追記