オープンワールドARPG『DYSPLACED』発表。クラフトで新たな生活基盤を築くサバイバル

 

ゲームスタジオの10tonsは6月27日、『DYSPLACED』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X/Nintendo Switch。2024年後期に早期アクセスが配信される予定だ。またモバイルへ向けてのリリースも予定されている。

『DYSPLACED』は3DアクションRPGだ。本作では突然プレイヤーが空から落ちて、見知らぬファンタジーの世界へと迷いこんでしまう。プレイヤーは生きるために探索で資源を集めなければならない。そしてクラフト・建築をおこなって、新たな生活基盤を築くのだ。またこの世界では闇のモンスターたちが人々を襲っているようだ。オープンワールドな世界を探索して力を身に付け、プレイヤーは闇の勢力へと立ち向かうことになる。なお本作はオンラインまたはローカルでの、2人での協力プレイに対応している。


本作では操作キャラの見た目を最初に作ることができる。プレイヤーは好みの外見でファンタジー世界へと降り立とう。最初はほとんど物資をもっていない状態にあるので、生きていくために周囲を探索する。本作のフィールドでは伐採や狩り、釣りなどでさまざまな素材を集めることができる。またフィールドで捕まえられる生き物たちは、素材としてだけでなく、コレクションとして収集することもできるようだ。

そして集めた資源を活用することで、さまざまなことができるようになる。まずは木材を集めて家などを建築することで、拠点を整える。時にはモンスターが襲ってくることもあるので、家の周囲に塀を建てて備えよう。また拠点内に設備を作ることでクラフトが可能になる。プレイヤーに恩恵をもたらす料理やポーション、武器などの装備品を作ることができるようだ。ほか、建築では広範囲に前哨基地を設置したり、川に橋を架けたりすることも可能となる。本作では収集した資源をもとに建築やクラフトをおこなうことで、土地を開拓していくことが主なゲームプレイとなるようだ。


また本作のオープンワールドの世界には、探索すべき場所が多く用意されているようだ。トレイラーでは、キノコの森や城のよう建築物が登場する様子がみられる。冒険を進めることで魔法を習得したり、アーティファクトを獲得したりする機会も用意されているようだ。そうして冒険を進めていくうちに、プレイヤーは闇の勢力に立ち向かうことになるという。クラフトや探索で対抗するための力を身に付けていくのだ。

本作を手がけるのは、フィンランドに拠点を置く10tonsだ。同スタジオは『Neon Chrome』や『Tesla vs Lovecraft』などのトップダウンシューターを多く手がけることで知られている。また最近になってはクラフト系ARPGの開発もおこなっており、2021年にはゾンビサバイバル『DYSMANTLE』がリリースされた。同作は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで、8197件中92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。「空腹・渇き」がないライトなサバイバル要素や、多彩なクラフト要素が評価を受けているようだ。そして本作『DYSPLACED』は、同作の精神的続編として開発されているとのこと。最新の技術を採用することで、前作より魅力的なオープンワールドが実現されるようだ。さらにブラッシュアップされたクラフト系ARPGの登場を楽しみにしておこう。

『DYSPLACED』は、PC(Steam/GOG.com)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X/Nintendo Switch向けに、2024年後期に早期アクセスが配信予定だ。