近未来アンドロイドアクション『Protodroid DeLTA』5月25日発売へ。『ロックマンX』の影響受けるステージ攻略型“3D”アクション


パブリッシャーのHumble Gamesは5月12日、『Protodroid DeLTA』を5月25日に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/Xbox One/Nintendo Switch。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応する見込みだ。

『Protodroid DeLTA』は近未来の世界で展開される3Dアクションゲームだ。2120年以降の発展した地球が舞台となる。そこでは高度なAIが社会に浸透している一方で、AIの可能性については懐疑的な目が向けられていた。AIは主に単純作業に用いられ、人間のようなAIは誕生しないと考えられていたのである。そんな中、Shelton博士は人間に近い知能を持つ超高性能アンドロイドのDeLTAを開発。プレイヤーはDeLTAとなり、ドローンで悪事をはたらくVyperと呼ばれるギャングから街を守ることで、AIの可能性を世界に示すのだ。


本作では、3D空間のステージを進んでゴールを目指していく。敵を銃や近接攻撃で倒しつつ、アクションを駆使して障害を乗り越えていくことが主なゲームプレイとなる。ステージは複数用意されており、プレイヤーは好きな順番で挑むことができる。ステージの終わりにはVyperのボスが存在。これを倒すことでステージクリアとなり、そのボスの専用武器を獲得することができる。ステージに挑む順番によって、ゲームプレイや攻略法に変化がもたらされるだろう。

また、ステージにはアップグレードやパワーアップアイテムが存在している。これらを獲得すればDeLTAの能力を向上させることができるようだ。くわえて、各ステージに存在する仲間のAnnDROIDを発見することで、新たな剣技を習得可能。これらの要素はステージに隠されているようなので、しっかりとした探索が重要となる。


本作を手がけるのはアメリカに拠点を置く、個人開発者のAdam Kareem氏だ。同氏は『ロックマン』シリーズのファンであり、過去には『ロックマン』シリーズをもとにしたファンメイドの3Dアクションゲームなどをいくつか開発。オリジナル作品として打ち出される本作も『ロックマンX』に影響されているそうだ。同作の素早く流動的な2Dのゲームプレイを3Dに上手く変換することを目標として本作を開発しているという。本作は、同氏の『ロックマン』への想いが詰まった作品となるだろう。

なお、『ロックマン』シリーズではボスの数は通常8体だが、主に個人での開発ということもあり本作での収録ボスは4体になるとのことだ。ちなみに本作は2020年4月にKickstarterでのクラウドファンディングキャンペーンが実施され、目標額2万ドルを大きく上回る5万6665ドル(約766万円)を獲得。プロジェクトが成功した暁には、ゲーム完成後に3体の新プレイアブルキャラをDLCとして用意したいと伝えられていた。発売後の展開にも注目したい。


『Protodroid DeLTA』はPC(Steam)/PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに5月25日発売予定。