テスラの電気自動車がSteamに対応。車内でSteamのライブラリにアクセスしてゲームプレイ可能に

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米国Tesla(テスラ)は12月14日、同社の電気自動車向けにソフトウェアアップデート「Holiday Update」を配信開始した。これによりModel SおよびModel XではSteamに対応したとのこと。


Teslaの電気自動車のうちModel SやModel Xには、最大10TFLOPSの処理能力をもつプロセッサが搭載。コンソール級のゲームが動作可能だとして、車内のセンターディスプレイにてゲームを楽しめるTesla Arcade機能が提供されている。『Cuphead』や『キャットクエスト』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』などのタイトルがプレイ可能だ。そして同社CEOのElon Musk氏が今年7月、Steamの導入に取り組んでいることを明らかにし、今回予告どおりSteamが導入された。

公開された映像では、センターディスプレイに表示されたTesla Arcade内からSteamを起動しており、現時点ではベータ版として提供されている模様。最近プレイしたゲームや、所有タイトルに関するイベントなどが表示されており、まさにSteamそのもの。ただ、UIはSteam Deckのものに似ている。そして、『サイバーパンク2077』をプレイする様子も収められている。ゲームはワイヤレスコントローラーでプレイ可能とのことだが、Musk氏によるとキーボード&マウスでのプレイにも対応しているという。



また映像では、数千本のゲームをTesla車内で楽しめるとアピールされている。これまでは個別のタイトルごとにTesla Arcadeに提供されていたが、Steamが実装されたとなると、ユーザーがSteamにて保有するゲームを自由にインストールして楽しめるということなのだろう。実際にどのくらいのパフォーマンスで動作するのかや、動作互換性について気になるところだが、その辺りは今後ユーザーによって検証されるものと思われる。

なおHoliday Updateではこのほかに、Apple Musicへの対応や、専用アプリから車内カメラの映像で確認できるDog Mode/Sentry Mode、複数の車のライトの明滅を同期演出させられるLight Show、車内カメラでのZoomの利用などの機能追加がおこなわれている。

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