「ただ眺める」ための街づくりゲーム『Gourdlets』正式発表。資金繰りも災害対策もせず、ただ続く日々を見る


デベロッパーAuntyGamesは11月16日、『Gourdlets』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)。かねてから開発がされてきたが、正式にお披露目されたかたち。


『Gourdlets』は、街づくりサンドボックスゲームだ。プレイヤーは、地形を整理し、街を作る。家を建て、装飾物などを置き、あるいは畑を設置する。街を自由自在にデザインしていく。好きなように街を作って、眺めるのだ。そう、本作にはそもそも目標は設定されておらず、ポイントやお金の概念もない。ただ、作った街を眺めるゲームなのだ。

本作では、球根のような見た目のキャラが存在する。彼らはこの街に引っ越してきた新たな住民のようだ。自分が作った街で彼らが暮らす日々を眺めるわけだ。設置できるものは幅広い。家もあれば、花壇や樹木など幅広い。地面タイルについても、カラーは多彩。これらのオブジェクトそれぞれが、ドット絵で彩られるわけだ。


住民はこれらのオブジェクトに反応。イスであれば座ったり、水場があれば釣りをしたり、草花を見たら水をやったり。こうしたかわいらしい反応を楽しむのが、本作の醍醐味になりそうだ。また昼夜の概念や季節の概念が存在しており、そうした景観の移り変わりも堪能できる。前述したように本作にはお金の概念がない。家も建て放題で装飾もし放題。制約がなければ緊張感や達成感はないが、縛られないゆるさを楽しむゲームなのだろう。


なおitch.ioでは本作のデモ版が配信されている。ブラウザ上でプレイ可能だ。住民は設置したオブジェクトに反応しないなど、やや寂しさがあるものの、本作の世界観やシステムについて把握できるだろう。

『Gourdlets』はPC(Steam/itch.io)向けに配信予定だ。