レトロ悪魔ホラー三部作『FAITH: The Unholy Trinity』リリース、好評集まる。神父がだいたい十字架で解決

パブリッシャーのNew Blood Interactiveは10月22日、『FAITH: The Unholy Trinity』を発売した。3章構成の、ピクセルアートが特徴的なホラーゲームだ。

パブリッシャーのNew Blood Interactiveは10月22日、『FAITH: The Unholy Trinity』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)。

『FAITH: The Unholy Trinity』はピクセルアートが特徴的なホラーゲームだ。3章構成となり、Chapter1の舞台となるのは1980年代のアメリカ・コネチカット州郊外の森にあるマーティン家。かつて失敗した悪魔祓いの決着をつけるべく、主人公の司祭が奮闘する。ちなみに当時の現実のアメリカでは、とある事件により悪魔崇拝への恐怖が伝搬していた。本作はそうした歴史的背景に触発されて制作されているという。

ゲームプレイでは、見下ろし視点で神父を操作し、屋外や家の中を探索。周囲はすでに悪魔の領域と化しているため、探索中にもたびたび悪魔たちが姿を現し、神父へと迫ってくる。逃走のほか、十字架を掲げると撃退することも可能。ただし接触するとやられてしまうので油断は出来ない。また十字架は攻撃のほか、探索にも利用可能だ。シリーズをとおして複数のエンディングが用意されており、終盤に選んだ行動によって、エンディングが分岐。シークレットエンディングも用意されているとのことだ。


本作を手がけるのは個人ゲーム開発者のAirdorf氏。同氏は2017年にピクセルホラーゲーム『FAITH』をリリースし、高い評価を得た。そちらは本作『FAITH: The Unholy Trinity』のChapter1のベースともなっている。また本作のChapter2にあたる『FAITH: Chapter II』も、itch.ioにて続編として配信されていた。このたび完成となったChapter3を含めた全章を収録し、『FAITH: The Unholy Trinity』として発売に至ったかたちだ。ちなみにChapter3のボリュームは、Chapter2の2倍程度とされている。Chapterはいきなり3から遊べるほか、全チャプターを通しで遊べるMARATHON MODEも収録されている。

本作は本日10月22日より配信開始。Steamストアページでは88件中97%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。Airdorf氏の作品の持ち味でもあるピクセルアート、8-bit風に再生される声を含めたサウンドデザイン、そしてユニークな恐怖演出などが評価されているようだ。また以前のChapterから遊んでいたプレイヤーも最終章の出来栄えには満足している様子。伏線が回収されつつ考察の余地を残した結末を称賛している。一方で端的に「MORTIS」とだけ好評コメントを寄せているプレイヤーもいるようだ。こちらは本作の印象的なゲームオーバー演出として、ファンの間でネットミームともなっている言葉だ。

*ゲームオーバー時に表示されるMORTISはラテン語で死を意味する


なおSteamストアページの右側では、発売前から配信されていた本作のデモ版も引き続き配信中。Chapter1の本編およびChapter2・3のDemoが収録されている。気になる人はひとまずデモ版から触れてみるのもいいだろう。

『FAITH: The Unholy Trinity』はPC(Steam/itch.io)向けに配信中だ。リリース記念セールとして、10月29日までは定価1520円の10%オフとなる1368円で販売されている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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