気ままキャンプゲーム『Paradise Marsh』10月13日発売へ。虫を捕え夜空を眺めて、そしてまた日が昇る


ゲーム開発者のÉtienne Trudeau氏は10月4日、『Paradise Marsh』が完成したと報告。現地時間10月13日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Xbox One/Nintendo Switch。


『Paradise Marsh』は、延々と広がる湿地帯で過ごすアドベンチャーゲームだ。プレイヤーはある日、見知らぬ湿地で目を覚ます。夜空にはかつて星でいっぱいだったようだが、どうやら空から星が降ってしまったらしい。プレイヤーは湿地にて気ままなキャンプ生活を送る。花を摘んだり、虫を捕まえたり、池に石を投げたり、落ちているボトルの中に入った手紙を読んだり。そうした行動が、いつしか空に星を取り戻すことにつながっていくという。

湿地帯には草木が生い茂り、湿原を貫くように川が流れ、沼も点在。また、敵などの危険なものは存在せず、じめっとした空気感のなかに平和な雰囲気が漂う。マップは自動生成にて構築。無限に広がる環境になっており、プレイヤーは虫取り網を手に探索をする。


湿地帯を探索するなかではさまざまな生き物に出会い、虫取り網で捕まえることができる。カエルやオタマジャクシ、カブトムシ、カタツムリなどがいるようだ。そうした生き物を見事捕まえることができると、その情報がプレイヤーの冒険手帳に記録される。またこの世界では、遠い昔に失われ漂流している、詩を発見できることもあるという。野生の花を摘んだり、ベリーなどを採って食べたり、あるいは水面に石を投げて水切りを楽しんだり、火を焚き倒木に腰掛けてまったりしたりすることも可能。

本作の世界には昼夜の変化があり、夕焼けと共に日が沈み、暗い夜が訪れ、また日が昇る。そのなかでは晴れる日もあれば、どんより曇って雨が降ることも。時間や日によって変化する自然の環境を感じることができる。そうした自然の中で、自由にキャンプ生活を送るのだ。


本作は、2020年に開催されたゲームジャム「A Game By It’s Cover」に向けて開発された作品をベースにしているそうだ。開発者のÉtienne Trudeau氏は、田舎で虫取りをして遊んでいた幼少期の思い出をもとに、『A Short Hike』や『Proteus』といった作品からも影響を受けながら開発を進めているという。音楽については、Disasterpieceが楽曲提供している。Disasterpieceは、『FEZ』や『Hyper Light Drifter』などの音楽作曲を手がけたコンポーザーだ。アンビエントなLo-Fiサウンドで、本作のキャンプライフを耽美に彩ってくれることだろう。

『Paradise Marsh』はPC(Steam)/Xbox One/Nintendo Switch向けに、現地時間10月13日に発売予定である。