スクウェア・エニックスは6月13日、『ファンタジーアース ゼロ(FEZ)』のサービス終了時期を告知した。2022年9月28日15時をもって、サービスが終了。15年以上続いてきた争いに終止符が打たれる。
『ファンタジーアース ゼロ』は、最大100人が参加する戦場で自軍の勝利を目指す、PC向けのオンラインアクションRPGである。本作の舞台となるメルファリアでは、かつてクリスタルの恩恵により、人間たちが平和に暮らしていた。しかし人間たちは次第に野望を抱くようになり、各地で争いが発生。かくして、メルファリアに戦乱の世が訪れる。時は流れ、5人の王が大陸の平定を目指そうとしていた。プレイヤーは、ネツァワル/エルソード/ホルデイン/ゲブランド/カセドリアの5勢力の内いずれかに所属。大陸の平定を目指して、大規模な戦場で戦いを繰り広げていく。
メインのコンテンツである戦争では、最大50人対50人で戦いがおこなわれる。プレイヤーキャラクターには5つのクラスが存在。クラスごとに異なるスキルや特性を活かして味方と連携するなど、多対多ならではのアクションが展開される。また戦場においては、クリスタルを消費して呼び出す召喚獣や、支配領域に応じてダメージが与えられる要素などが導入。アクションとリアルタイムストラテジーの要素がミックスされている。
※ なおサービス終了告知にあたっては、ゲーム名を『ファンタジアース ゼロ』と表記しており(正しくは『ファンタジーアース ゼロ』)、ユーザーからツッコミを受けている。
本作『ファンタジーアース ゼロ』は、スクウェア・エニックスにより運営されていた『ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン』をベースに、基本プレイを無料化したタイトルだ。『ファンタジーアース ゼロ』としては、ゲームポットにより2006年12月に正式サービスが開始。2011年7月には累計登録者数100万人を突破するなど、多数のプレイヤーに遊ばれてきた。しかし、2012年1月にはサーバーが3つに統合。2015年11月にスクウェア・エニックスへの運営移管を経た後、2016年6月には全サーバーが一つに統合されるなど、プレイヤー数は縮小傾向にあった。以降もサービスは続けられてきたが、今回サービス終了が告知されたわけだ。
サービス終了に先駆け、まずは2022年8月24日11時にオーブの販売が停止。それから約1か月後の2022年9月28日15時にには、サービスが終了される。公式サイトに掲載された運営チームからのお知らせによると、サービス終了まで本作を楽しむにあたっての、企画が実施される。具体的なイベントとしては「みんなで作ろう!ファンタジーアース ゼロ エンドロール」と題して、プレイヤーから募ったコメントをキャラクター名とあわせて掲載し、エンドロールが作成されるという。詳細については、後日公開の特設サイトに掲載されるそうだ。そのほか、恒例のすごろくやミッションイベント、旧首都といった懐かしいマップも登場予定とされている。
『ファンタジーアース ゼロ』は、2022年9月28日15時にサービス終了予定だ。