心霊×リノベーションゲーム『幽霊屋敷リノベーター』発表。どう見ても呪われた屋敷を掃除し、除霊し、ときどき誤魔化せ

 

デベロッパーのImage PowerおよびパブリッシャーのPlayWayは3月21日、『幽霊屋敷リノベーター(Haunted House Renovator)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページによれば、本作は日本語表示に対応するようだ。リリース時期は今のところ明かされていない。 
 

『幽霊屋敷リノベーター』は、怪異に取りつかれた屋敷をリノベーションし、ふたたび人が住める物件へ作り変えるシミュレーションゲームだ。プレイヤーは、世界中の幽霊屋敷のオーナーから依頼を受注。取りついているものを払い、清潔で安全な家へと生まれ変わらせるのだ。 

まずは屋敷を探索しよう。タスクとしては、「壁をきれいにする」「ごみを拾う」「古い家具を捨てる」など、リノベーションのための基本的な仕事が課される。しかし幽霊屋敷では、ことは簡単には進まない。たとえば、壁には怪しげな魔法陣が書き残されていることがある。デッキブラシを使って、きれいにこそげ落としてしまおう。 

あるいは、古いテーブルの薄汚れたクロスをはがしてみると、なぜかそこには大量の血痕が。こちらもスポンジですっきりふき取って、何もなかったことにしてしまうのがいい。部屋の隅に置かれた瓶が何もないのにカタカタ動いているが、まとめて分別して処分しよう。インテリアの首なし甲冑がじたばたと動いていても、床に転がった兜をきちんと載せてあげれば落ち着いてくれる。 
 

 
ショートした電話機のカバーを外し、修理をおこなうことも。とはいえショートの原因は回路の不良ではなく、中に取りついている亡霊だったりもする。ゴーストが飛び出して来たら、慌てず騒がず掃除機のスイッチをON。不浄な魂は吸い込んで、浄化完了だ。 

屋敷の地下に潜むゴブリンはしっかり駆除。また、壁にかかった絵画から血が滴りおちている場合は、絵画の裏をチェックしよう。原因は壁から染みだしている血液かもしれない。こういった場合は壁紙ごとはがして取り替えてしまうのが吉だ。壁の隙間に隠れた白骨死体は、どうしようもないので、手前に大きな柱時計を設置して隠してしまおう。このほか、聖水を振りまいてササっと幽霊を払えることもあれば、魔法陣を描いて複雑な儀式をおこなう必要があることも。あらゆる超常現象に対して臨機応変に対応しよう。 

除霊や掃除が終われば、壁紙を貼り換え、豊富な室内インテリアを設置し、美しい屋敷へと生まれ変わらせる。リノベーションした屋敷を売り払い、また次の幽霊屋敷へと向かうのだ。本作にはシングルプレイヤー用のキャンペーンモードが用意されているとのこと。 
 

 
開発を手がけるImage Powerは、ポーランドに拠点をおく開発スタジオだ。現在開発中のタイトルとしては『幽霊屋敷リノベーター』のほか、マッドサイエンティストとして狂気の実験に打ちこむ『Creature Lab』や、クルーズ船を管理する『Cruise Ship Manager』など、さまざまなユニークな切り口のシミュレーションゲームを制作している。『幽霊屋敷リノベーター』についても、ハウスリノベーションジャンルに幽霊退治という要素を加えた独自のテーマとゲームプレイに期待したいところだ。 

『幽霊屋敷リノベーター』はSteamにてPC向けに発売予定。リリース時期は追って発表されるとのことだ。