小規模MORPG『Book of Travels』10月11日早期アクセス配信開始へ。“ほとんど他人と出会わない”オンラインゲーム、三度の延期を乗り越えるか

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インディースタジオのMight and Delightは9月24日、『Book of Travels』を現地時間10月11日に早期アクセス配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC/Mac/Linux(Steam)。 
 

 
『Book of Travels』は、TMORPG(小規模マルチプレイヤーオンラインRPG。TはTinyの頭文字)だ。プレイヤーはBraided Shoreと呼ばれる半島を舞台に、水彩画風の世界で旅をする。本作に明確なゴールは設定されていないため、自分で目標を定めて冒険を進めるのだ。半島にはさまざまなランダムイベントが散りばめられており、隠された場所やアイテムが見つかることも。ときには戦わねばならない場面も存在し、気を抜けば命を落とす危険もある。キャラクターには成長要素も存在し、探索やアイテム収集・取引などを通じて経験値を獲得可能。300以上のスキルや魔法をアンロックし、キャラクターが育っていく。 

本作はマルチプレイヤーオンラインRPGを謳っており、冒険の途上ではほかのプレイヤーのキャラクターと出会うこともある。しかし一般的なMMORPGとは異なり、他人の操作するキャラクターと遭遇する機会はめったにないという。その分、誰かと出会うことは特別な体験になるだろうとされている。出会ったほかのプレイヤーと行動をともにするか、それとも別れて一人旅を続けるかは、遊ぶ人の自由に任されている。 
 

 
『Book of Travels』ではギルドやソーシャル機能といった要素が存在せず、記憶に残るその場限りの友好関係が重視されたデザインとなっている。コミュニケーションの手段もあえて制限されており、ほかのプレイヤーとはシンボルを使って意思疎通を図ることになるという。シンボルは、新しい場所を訪ねることなどでアンロックでき、たとえば街を訪れると「街」のシンボルが解放されるようだ。限られたコミュニケーションを通じて、マルチプレイヤーの体験がより豊かなものになるとされている。 

本作はもともと2020年10月に早期アクセス配信が予定されていたが、調整が必要であるとして延期。追って、2021年8月9日に早期アクセス配信されると定められたが、それからさらに8月30日へと延期になった。そして8月30日になるとまたしても延期が発表され、配信日は未定とされていた。 

三度目の早期アクセス配信開始日発表に際し、開発者はコメントを発表。本作には「不聖なるトリオ」と呼ばれる厄介なバグが3つ存在していたが、このたびようやく解消され、新たな早期アクセス配信開始日を告知するめどが立ったとのことだ。正式リリースまでの期間は2年程度を予定。早期アクセス配信時点のコンテンツとしては、23のレベルと12のプレイアブルなキャラクターのフォーム、113のスキルとアビリティが利用可能だという。 
 

 
『Book of Travels』はSteamにて10月11日に早期アクセス配信開始予定。 

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