『刀剣乱舞無双』発表。人気ブラウザゲーム『刀剣乱舞』が『無双』シリーズとのコラボによって、初のコンシューマーゲーム化

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DMM GAMESは8月11日、『刀剣乱舞無双』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(DMM GAME PLAYER)。開発はコーエーテクモゲームスで、歴代『無双』シリーズ制作チームである「ω-Force」と、『アンジェリーク』シリーズなどの女性向けゲームや『バディミッション BOND』を手がける「ルビーパーティー」の2つのブランドが共同制作をおこなう。

『刀剣乱舞-ONLINE-』は、男性に擬人化した刀剣を育成するシミュレーションゲームだ。2015年1月にブラウザゲーム版がリリースされ、2016年にはスマートフォン版の『刀剣乱舞-ONLINE- Pocket』も配信されている。不思議な能力を持つ審神者(さにわ)によって生み出された、歴史に名だたる刀剣の付喪神・刀剣男士。プレイヤーは審神者として刀剣男士たちを率い、歴史改変を目論む歴史修正主義者たちとの戦いを繰り広げてゆく。実在の刀剣のエピソードを踏まえたキャラクターづくりや、刀剣同士の思慕や因縁といった関係性描写から、女性を中心に長くファンを獲得してきた。

『刀剣乱舞無双』では、『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場するおなじみの刀剣男士たちが戦国時代を舞台に活躍する。15振りの刀剣男士たちが、全5部隊に分かれて登場するようだ。第1弾の情報として、第一部隊隊長の三日月宗近のグラフィックが公開されている。残りの4部隊に関しても、随時情報が公開されていくようだ。

平安時代の名刀で、天下五剣として有名な三日月宗近。優雅でマイペースな“おじいちゃん”キャラの三日月宗近は、『刀剣乱舞無双』では第一部隊の隊長として同部隊の刀剣男士を率いる。


『刀剣乱舞-ONLINE-』は2015年のリリース以降、アニメや舞台といったメディアミックス作品が数多く制作されてきた。いずれも制作には実力のあるスタジオやスタッフが採用されており、高く評価されている作品ばかりである。しかし、意外なことに、新たなゲームの制作は今回発表された『刀剣乱舞無双』が初となる。『グランブルーファンタジー』などスマートフォンゲームとのコラボイベントを開催したことはあるものの、原作『刀剣乱舞-ONLINE-』以外のゲームはこれまで制作されてこなかった。

原作『刀剣乱舞-ONLINE-』は『艦隊これくしょん-艦これ-』の系譜を継ぐ、古き良きブラウザゲームだ。マップの進行はクリックで、ゲーム自体にメインストーリーはほぼなく、ボイスやグラフィックも多い方ではない。最近のゲームと比べると少し見劣りする部分もあり、前述のスマートフォンゲームとのコラボの際はファンの間で「『刀剣乱舞』がゲームになった」という皮肉めいた感想がつぶやかれることもあった。そんな『刀剣乱舞-ONLINE-』が『無双』シリーズとして登場するということで、『刀剣乱舞無双』には大きな期待がかかることだろう。

『刀剣乱舞無双』は、Nintendo Switch/PC(DMM GAME PLAYER)向けに発売予定だ。情報の詳細や続報については、公式サイト公式Twitterをご参照いただきたい。


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