EAが『バトルフィールド 4』マルチプレイ向けサーバーを増強。8年越しで再び盛り上がりを見せる過去作

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Electronic Artsは6月18日、『バトルフィールド 4』のサーバーキャパシティ増強について報告した。報告によると現在、アメリカ西部リージョンにおいてマッチング時間に問題が発生していたとのこと。その対応として当該リージョンについてキャパシティ増強の対応をおこなったようだ。約8年前にリリースされた作品に再びプレイヤーが集まった背景には、シリーズ新作『Battlefield 2042』の発表、および『バトルフィールド 4』のAmazonプライム会員向け配布があると考えられる。


『バトルフィールド 4』は、2013年に発売された多人数マルチプレイシューターだ。同作はシリーズの特徴となっている最大64名による対戦モードをサポートしている。ほかにも、建物の倒壊などによりマップに劇的な変化をもたらす「Levolution」システムや、多彩なゲームモードなどを実装した作品だ。リリース当時はゲームサーバーの障害や多数のバグなど、マルチプレイにまつわる問題が多数発生していたものの、度重なる修正と対応を経た現在は比較的改善されている。

同作はElectronic Artsのゲーム配信プラットフォームであるOriginで配信されていた。昨年6月には他のシリーズ作品と共にSteamでもリリースされており、同プラットフォームにおいても根強いプレイヤーベースを確保した。現在の同作Steamユーザーレビューには1万4230件の投稿が寄せられ、「非常に好評」となっている。リリースから約8年を経ても遊ばれ続けている『バトルフィールド 4』がここへ来て人口の大幅増加を見せた理由のひとつは、6月10日におこなわれたシリーズ最新作『Battlefield 2042』の発表だと推測される(関連記事)。


Electronic Artsはサーバーキャパシティ増強についての報告のなかで、『Battlefield 2042』に対するコミュニティの反応についての感嘆を示した。同社は『バトルフィールド 4』のプレイヤー人口増加については、新作発表の影響があるとした。アメリカ西部リージョンにおいてマッチング時間が他リージョンに比して長過ぎる現象が起きているとのことで、同リージョンサーバーの増強を伝えている。

Steamメタデータ分析サイトSteam Chartsのデータによれば、Steam版『バトルフィールド 4』の最大同時接続者数は6月10日の新作発表以後、突発的な伸びを見せている。ピーク時は1万人を超え、Steamリリース後最多の同時接続者数を記録した。

Image Credit: Steam Charts


また、Origin版『バトルフィールド 4』は今月6月初頭より、Amazon Prime GamingにてAmazonプライム加入者向けに無料配布されている。配布に伴い同作プレイヤー人口が増加した可能性は高く、新作発表に先がけて接続者数増加の下地となっていたと考えられる。また、Origin版とSteam版はプラットフォーム間のクロスプレイが可能であるため、同作のOrigin版配布がSteam版の同時接続者数にも影響を及ぼした可能性はありそうだ。

記事執筆現在、『バトルフィールド 4』のみならず『バトルフィールド 1』『バトルフィールド V』といった同シリーズ作品も、Steamメタデータ上で人口増加傾向を見せている。同作ファンはこの機会に、ふたたび過去作を楽しんでみてはどうだろうか。なお、Origin版『バトルフィールド 4』は現在Amazon Prime GamingでAmazonプライム加入者向けに、6月21日まで無料配布中だ。

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