PS5初の大型システムソフトウェア・アップデートが4月14日配信へ。USBストレージへのPS5タイトルの保存や、アプデの事前ダウンロードなど


ソニー・インタラクティブエンタテインメントは4月13日、PS5として初となる大型システムソフトウェア・アップデートを、4月14日から配信すると発表した。


今回のアップデートでは、まずPS5向けタイトルをUSB拡張ストレージに保存することが可能になる。USB拡張ストレージに保存したPS5タイトルを直接プレイすることはできず、プレイする際には本体ストレージにデータを移動させる必要があるが、再ダウンロードやディスクからインストールするよりも、素早くインストールすることが可能になる。

USB拡張ストレージから本体ストレージにデータを移動させる際には、ゲームに更新があれば自動的にアップデートされる、また一部のタイトルでは、インストールしたいゲームモード(キャンペーンやマルチプレイなど)を部分的に選択してインストールすることも可能とのこと。ストレージ側の必要条件としては、SuperSpeed USB 5Gbps以降・250GB以上、8TB以下の容量となっている。

なおPS5では、将来的にM.2 SSDへの対応を予定しており、こちらではPS5タイトルを直接起動することが可能になる。SIEは、同機能の準備も進めているとのことだ。


このほか、PS5とPS4の新しいソーシャル機能を導入。PS5とPS4のユーザー同士で、チャットをしながら一緒にシェアプレイできるようになる。たとえばPS5ユーザーが自分のゲーム画面をPS4のフレンドにリアルタイムで共有したり、PS5ゲームをPS4で試してみたり。また、逆にPS4の画面をシェアプレイでPS5のフレンドに共有することも可能とのこと。

PS5とPS4においては、フレンドがプレイしているゲームで参加可能なゲームセッションが表示され、「参加をリクエスト」することができるようになる。ゲームの招待を送る手間が省け、よりクイックにフレンドとゲームを一緒に楽しめるという。なお、パーティーやゲーム、メッセージを通じて交流できるユーザーのリストは、プライバシー設定から変更可能だ。


ゲームのアップデートの事前ダウンロードも導入される。設定で「自動アップデート」を有効にしていると、デベロッパーの準備が整った際に、リリース前のゲームのアップデートファイルが、レストモード中もしくはPS5を起動したときに自動で本体にダウンロードされる。ゲーム本編の事前ダウンロードは一般的だが、アップデートの事前ダウンロードは目新しい機能だ。近年はアップデートであっても数GB単位のダウンロードを求められることがあり、事前ダウンロードできればすぐにプレイを再開できるだろう。

このほか、PS5における操作性やパーソナライズオプションの強化も実施。ゲームベースでは、パーティーやフレンド画面のタブが素早く切り替えられるようになるなど、より重要なコンテンツや機能に素早くアクセスできるようになる。また、インゲームのチャットを素早く無効化したり、同じチャットに参加しているほかのプレイヤーの音量を調整する機能も用意される。

さらに、設定画面からはズーム機能も利用できるようになるとのこと。またゲームライブラリーでは、指定したゲームを非表示にするカスタマイズに対応。トロフィー画面の刷新や、どのグレードのトロフィーを獲得したときに、スクリーンショットやビデオクリップを保存するかを選択できる機能も明らかにされている。


今回の発表では、PlayStation Appの新機能も紹介されている。直近では、ウィッシュリストに商品を保存できる機能や、フレンドがオンラインになったときに通知を受け取る機能、コンソールのオンラインステータスをアプリ上で変更する機能が導入されている。そして今後数週間のうちに、PS5のマルチプレイセッションにアプリから参加する機能や、PS5の本体ストレージの管理、トロフィーの獲得状況をフレンドと比較する機能、PlayStation Storeに表示される商品のソートやフィルター機能などが登場予定とのことだ。

PS5の大型システムソフトウェア・アップデートは、明日4月14日から配信開始される。